少し肌寒い外の中。
熱気に包まれているのは この校庭
サッカー部内の 練習試合をしているからだ
私
私は声を張り上げ 精一杯応援をする
優里
優里
ニヤニヤと私の肩をぽんと叩くのは
私の親友の優里だ
私
それに対し私は薄く笑い返す。
優里
優里
優里の視点の先には サッカー部の期待のエースの 宮本蓮だ
そして私の好きな人でもある
その事を知っているせいか 優里は少し口角を上げながら 蓮を見ている
そんなことを考えていると 顧問の先生からブザーが鳴り響く
優里
私
優里
優里は私の背中を押す
優里
優里
肩をガシッと勢いよく掴み 男っぽくニカッと笑うと 私から離れ、行ってしまった
顧問
顧問の先生が耳を抑えてしまうほどの大声で 私を呼ぶ
私
私
部員達にスポーツドリンクを 次々に渡していく
蓮の番になると 少し緊張して頬が紅潮する
私
蓮
私
蓮
少し申し訳なさそうに 彼は言う
私
そんな事を考えながら、 手元にあった天然水を手渡す
私
蓮
笑顔で水を手に取る
日光の反射で光る汗
少し赤い頬
私
蓮
私
蓮
悪戯っぽくニカッと笑う彼
私
蓮
蓮
蓮
私
蓮
私
手渡された空のペットボトルを 持ち、ゴミ箱がある所へ駆ける
私
私
ゴミ箱まで来ると
私は意味もなく、ペットボトルを見る
その時、ペットボトルの裏に なにか書いてあるのを見つけた
私
裏を見ると そこには
梨夏が好き
という文字
私は駆けた。
私
少し過呼吸で名を呼ぶ
蓮
彼は黙って私に駆け寄り 耳まで赤くしながら私を見た。
蓮
蓮
私
私
蓮
彼はガッツポーズをして 私に抱きつく
私
蓮
私
これで私の片想い生活も 水に流す。
濁った水も また2人で新しく綺麗な水に変えよう。
そして、ピンク色の水を 2人で作ろう。
私
私は小さく呟いた。
コメント
12件
かっこいいーー!!! まじで、神ってる!!
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うおぉーーー