湊月
余命半年だって。
羽音
え...
湊月
私ももうそろそろ死ぬのか~
って感じ
って感じ
羽音
怖くないの…?
湊月
怖くないよ
小さい頃から覚悟してた
小さい頃から覚悟してた
湊月が余命半年だって聞いて 正直涙が溢れそうだった。 でも、湊月の方が 生きれる制限時間が短いんだ。 泣いていられない。
湊月の方が辛いんだ。
羽音
凄いね…
私だったら怖い
私だったら怖い
湊月は死ぬのが怖くない。 私は怖いけど。 湊月に私が余命1年だと言うこと。 伝えてないけど 湊月に言ったら 可哀想な気がして言い出せなかった。
湊月
小さい頃から思ってたの
家族の皆、友達に迷惑かけるんだったら
早く死んだ方がいいなって
その方が私は嬉しいし、
いつ死ぬかわかってるなら
その残りの時間と楽しめるでしょ?
家族の皆、友達に迷惑かけるんだったら
早く死んだ方がいいなって
その方が私は嬉しいし、
いつ死ぬかわかってるなら
その残りの時間と楽しめるでしょ?
羽音
私は全く迷惑だなんて思ってないよ
むしろ死なないで欲しい。
むしろ死なないで欲しい。
湊月
そっか...
ありがとね
ありがとね
羽音
あのさ...!
湊月
ん?
羽音
ごめん
なんでもない
なんでもない
羽音
私帰るね…!
湊月
うん!
会いに来てくれてありがとう!
バイバイ!
会いに来てくれてありがとう!
バイバイ!
羽音
もうやだ...(泣)
自分が余命の事を言えずに 逃げ出してしまったこと 湊月が余命半年の事 自分が情けなく思えて 悲しくて 涙が溢れてしまった。
でも 湊月は泣かずに笑っていた 笑顔が眩しくて素敵なくらい
翌日 私は学校を休んだ。 湊月に会うために。 でもその前に花屋に行く。
羽音
元気だといいな…
羽音
...(何選べばいいんだ)
羽音
あの、すいません
『どうされましたか?』
羽音
入院中の幼馴染の女の子に
あげる花って何がいいですかね?
あげる花って何がいいですかね?
『 胡蝶蘭がいいと思うわ 胡蝶蘭の意味は 幸福を呼ぶ あなたを愛します っていう意味があるの』
『退院できるといいねっていう 意味で送ったらどう?』
羽音
確かに...
羽音
じゃあこれください
『何本?』
羽音
じゃあ3本で
『分かったわ』
代金を払って店を出ようとした瞬間
『お友達元気になるまでそばに居てあげてね』
羽音
あ、はい
ありがとうございます
ありがとうございます
羽音
失礼します
羽音
湊月~?
湊月
あ、今日も来てくれたんだ
羽音
うん。
来ちゃった笑
来ちゃった笑
羽音
あと、これ
お花ね
お花ね
⤴ こうゆう花だよ
湊月
あ、ありがとう
羽音
いーえ
湊月
ねぇ?
羽音
ん?
湊月
羽音はさ
湊月
私の事
湊月
_______________?
𝙉𝙚𝙭𝙩 . ♡600