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絶対辰哉
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ゆんしょ
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絶対辰哉
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いわふか
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side.💛
辰哉さんとの関係が、やっと親密と言えるところまで来た。
毎日のように病室へ通う。
バーの代わりように。
深澤.
深澤.
岩本.
岩本.
深澤.
深澤.
岩本.
当たり前のように、タメ口。
今まで目の前にあった壁が相当薄くなった感じがする。
深澤.
岩本.
そんな会話を済ます。
俺は、今の俺が本当の俺でないことを自覚している。
今のまま本当の俺、
「独占欲の強い俺」のまま辰哉さんに会ってしまうと、きっと欲が抑えきれなくなる。
それは俺の目指す関係になってから。 そう決めたから。
辰哉さんは初対面の時のあの余裕。
俺は彼を病院へ運んだ時の余裕。
どちらもいつしか消え去っていた。
深澤.
岩本.
岩本.
深澤.
そう意気込む辰哉さん。
俺はあることを思いついた。
岩本.
深澤.
岩本.
そう首を傾げると、彼は嬉しそうに言った。
深澤.
岩本.
岩本.
岩本.
深澤.
岩本.
承認を受けたことに、俺の心臓はありえないほど大きな音を立てていた。
岩本.
岩本.
辰哉さんが少し悲しそうな顔をしたのは気の所為だろうか。
俺は彼に手を振り、病室を出た。
家に帰っても、ずっと土曜のことばかり考えた。
土曜のために、今週頑張れる気がした。
楽しみで、楽しみで、仕方がない。
side.💜
不安だ。
今より、昔の方が会話が自然だった気がして。
昔の、敬語ながらも打ち解け始めていたあの時の方が幸せだった気がして。
深澤.
こんなことを考える自分に嫌悪感を覚える。
照さんが帰った後の一人反省会は毎日、確実にあった。
深澤.
ふと寂しくなって、恋人でもないのに照さんに電話をかける。
今は深夜だ。
迷惑だろうから、3コールで出なかったら切ろう。
そう決め、俺の手がやっと動き出す。
プルルルル
1コール目。
プルルルル
2コール目。
切ろうかな、
プルル…
岩本.
3コール目が鳴り止む前に、照さんの声が聞こえる。
深澤.
「寂しかった」なんて、言えるわけがない。
岩本.
岩本.
深澤.
顔がすぐに赤くなる。
電話でよかったと実感する。
その熱に浮かされて、俺は口を滑らせる。
深澤.
深澤.
しまった。やってしまった。
世界から音が消える。
しかし鮮明に聞こえる。照さんの声。
岩本.
岩本.
岩本.
“今は、一定の距離を保たなきゃいけない人”
その言葉が脳みその裏で反響する。
脳が理解するのを拒む。
友人のまま。
岩本.
深澤.
深澤.
岩本.
岩本.
嘘とは思えない彼の真っ直ぐな言葉に落とされかける。
なんでそんなこと言うの…?
…期待、しちゃうじゃん、
岩本.
岩本.
深澤.
岩本.
今すぐにでも電話を切ればいいのに、照さんはこっちが切るまで切ってこない。
…今はその優しさすら憎い。苦しい。
俺もすぐボタンを押せばいいものの、この時間を惜しんでか、なかなか手が動かない。
深澤.
岩本.
深澤.
岩本.
岩本.
深澤.
深澤.
聞けたことの満足か、俺は安心した。
そしてやっと伸びた手で電話切った。
コメント
4件
甘酸っぱいのぅ(*´﹃`*) これから…ゃね💛💜 ときめく〜✨
第21話、読み終えました。 電話越しの「大切な人。護りたい人。だからこそ今は、一定の距離を保たなきゃいけない人」――この台詞に全部詰まってるなって思いました。照さんの独占欲を自覚しながらも、辰哉さんのことを本当に大事に思うからこそ踏みとどまる葛藤が切なくて…。「期待しちゃうじゃん」って内心で呟く辰哉さんの心情も、胸に刺さります。ふたりともちゃんと想い合ってるのに、もどかしい距離感が本当に素敵です🕊️