時を渡る生活をしていた時
それは突然起こった
宇宙
今日も人助けをして戻ろうと 懐中時計を取り出した時
知らない人
知らない人
宇宙
突然、知らない人が僕の元に来た
腹部が熱い
刺されたのだと遅れて気付いた
知らない人
宇宙
出血が多い
助からないだろうな、と他人事の ように思ったのを覚えている
そして、僕は元いた場所に戻ってきた
懐中時計が作動し、 運良く助かったようだ
だが
刺された感触がリアルに思い出せる
宇宙
洗面所に駆け込み、吐いた
どれくらい時間が経ったのだろう
未だ気持ち悪さはあるものの もう何も出てこない
宇宙
宇宙
宇宙
分からない
まず、あの人は誰?
どうして、あの人は僕を刺したの?
あんな人、知らない
宇宙
宇宙
宇宙
宇宙
誰もいない部屋で1人 助けを求め、泣きじゃくった
どうにか気を紛らわせたくて 家族がいるリビングに向かった
姉
宇宙
部屋にはお姉ちゃんが1人だけだった
姉
お母様は礼儀作法には厳しいけれど とっても優しいんだ
普段はお姉ちゃんのことも お姉様って呼んでるけど 「お姉ちゃんって呼ばれてみたい」 って言われたから2人の時だけ "お姉ちゃん"って呼ぶようにしてる
姉
宇宙
姉
姉
宇宙
宇宙
姉
宇宙
お父様も帰りが遅いようでお夕飯の シチューはお姉ちゃんと2人で食べた
シチューは美味しくて、 何もかも忘れてしまいたかった
でも世界は残酷で 希望なんか抱いても無駄だって 思い知らされる羽目になった
コメント
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こんにちは。 主人公のアイコンを、きちんとフリーアイコンにできていて素晴らしいのですが、 にじさんじライバーの画像も創作への使用は不可です。 アイコンの削除、変更等ご対応頂けると幸いです。