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人間界で待つララたちは、 日菜の部屋でトトを見守っていた。
ララ
日菜
ララ
人間界は今夏休みシーズン。
階段下から母が日菜を呼んでいる。
「お友達が遊びに来たわよー」
日菜はララとトトを交互に見つめ、 どうしようか迷っている。
ララ
日菜
ララ
日菜は友達とプールへ、 ララは日菜を送り出し、 眠り続けるトトと二人っきりになった。
ララ
トトの額にキスをして、 ララは添い寝する。
ララ
少しずつ眠たくなってきたララ。
いつの間にかすやすやと、 眠りについてしまった。
日菜
プールから帰ってきた日菜は、 トトの隣で寝ているララを見つけた。
日菜
ふと窓の外から視線を感じ、 瞬時に向くが誰もいない。
日菜
「気のせいじゃないよお嬢さん」
後ろから声がした。
怖くて振り向くことができない。
日菜
「僕は悪魔さ、君の味方の悪魔。あれ、心当たりない?」
悪魔は日菜の肩に腕をまわし、 ねちっこく話す。
日菜
「そんなはずないよ、黒い服のおじさん、君の所にやってきただろう?」
日菜
「まあ、そんなとこかな。僕たちは君がほしい。妖精たちと仲良くしてないでさ、魔界においでよ」
日菜
「悪魔は人間より楽しいよ。勉強なんてしなくていいし、遊んで暮らせるんだ」
日菜
「そっかあ、それは残念。それなら力づくで……」
ララ
ララが目を覚ました。
「あーあ、めんどくさい奴が起きちゃったよ」
ララ
悪魔は日菜から手を離し、 両手をすっと挙げた。
「おー、怖い怖い。今回は失礼させてもらうよ」
ララ
悪魔は姿を消した。
日菜
ララ
日菜
ララ
日菜
妖精界で薬の材料を見つけたキーが、 ララたちの待つ人間界に戻ってきた。
ララ
キー
日菜の家に帰り、 ララがレシピを見ながら薬を作り始める。
日菜
ララ
瓶に材料を入れて魔法をかける。
材料が混ざり合い、 一つの液体ができた。
ララ
ララはできた薬をトトに飲ませた。
トトがゆっくりと目を覚ます。
トト
ララ
思わずトトに抱きつくララ。
何が何だかわからないトトは、 鬱陶しそうに顔をしかめる。
トト
ララ
日菜
ララも日菜も泣きながら、 トトに抱きついている。
トト
暗闇にいた記憶しか、 トトには残っていなかった。
全てがなかったように、 心の中はすっきりしていた。
ララ
トト
三人の様子を、 後ろから微笑ましく見ていたキーは、 これから伝えなければならない情報を、 頭の中で整理するのだった。