テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
#あやかし
9
紫乃
11
3,563
人間界で待つララたちは、 日菜の部屋でトトを見守っていた。
ララ
日菜
ララ
人間界は今夏休みシーズン。
階段下から母が日菜を呼んでいる。
「お友達が遊びに来たわよー」
日菜はララとトトを交互に見つめ、 どうしようか迷っている。
ララ
日菜
ララ
日菜は友達とプールへ、 ララは日菜を送り出し、 眠り続けるトトと二人っきりになった。
ララ
トトの額にキスをして、 ララは添い寝する。
ララ
少しずつ眠たくなってきたララ。
いつの間にかすやすやと、 眠りについてしまった。
日菜
プールから帰ってきた日菜は、 トトの隣で寝ているララを見つけた。
日菜
ふと窓の外から視線を感じ、 瞬時に向くが誰もいない。
日菜
「気のせいじゃないよお嬢さん」
後ろから声がした。
怖くて振り向くことができない。
日菜
「僕は悪魔さ、君の味方の悪魔。あれ、心当たりない?」
悪魔は日菜の肩に腕をまわし、 ねちっこく話す。
日菜
「そんなはずないよ、黒い服のおじさん、君の所にやってきただろう?」
日菜
「まあ、そんなとこかな。僕たちは君がほしい。妖精たちと仲良くしてないでさ、魔界においでよ」
日菜
「悪魔は人間より楽しいよ。勉強なんてしなくていいし、遊んで暮らせるんだ」
日菜
「そっかあ、それは残念。それなら力づくで……」
ララ
ララが目を覚ました。
「あーあ、めんどくさい奴が起きちゃったよ」
ララ
悪魔は日菜から手を離し、 両手をすっと挙げた。
「おー、怖い怖い。今回は失礼させてもらうよ」
ララ
悪魔は姿を消した。
日菜
ララ
日菜
ララ
日菜
妖精界で薬の材料を見つけたキーが、 ララたちの待つ人間界に戻ってきた。
ララ
キー
日菜の家に帰り、 ララがレシピを見ながら薬を作り始める。
日菜
ララ
瓶に材料を入れて魔法をかける。
材料が混ざり合い、 一つの液体ができた。
ララ
ララはできた薬をトトに飲ませた。
トトがゆっくりと目を覚ます。
トト
ララ
思わずトトに抱きつくララ。
何が何だかわからないトトは、 鬱陶しそうに顔をしかめる。
トト
ララ
日菜
ララも日菜も泣きながら、 トトに抱きついている。
トト
暗闇にいた記憶しか、 トトには残っていなかった。
全てがなかったように、 心の中はすっきりしていた。
ララ
トト
三人の様子を、 後ろから微笑ましく見ていたキーは、 これから伝えなければならない情報を、 頭の中で整理するのだった。