莉衣
まず、オサムさん、君には話したよね
莉衣
…いや、笑、わかるか、笑
浜口 修
な、何がだ?
莉衣
石灰の移動の仕方だよ
莉衣
でも、カンナさん、君は悪気ないんじゃないかな?
白崎 栞奈
???
浜口 修
…
莉衣
まず、オサム、あんたには
さっき
(この物語では前回です)
白い足跡のことまで言ったよね
莉衣
ま、動機もわかるけどさ
莉衣
まず、あんたがカンナさんになんの罪を被せようとしていたのか、言ってみなさい
白崎 栞奈
ねえ、オサダーリン
(オサムとカンナは前回の時点で、カレカノってことが判明しています。要するに、カンナの言うオサダーリン=オサム。)
、なんかしたの?
浜口 修
マ、マイハニーカンナ…(=カンナ)
,え,えと…
莉衣
へー言わないんだー
莉衣
じゃあ,言ってあげるよ⭐︎
浜口 修
あ、アウ…ガク…
莉衣
結論から言うと,カンナさん,いや,白崎栞奈。君は彼氏さんに利用されたんだ
白崎 栞奈
え?!で,でも,オサダーリンがそんなことするはずないわよ?
莉衣
本当に大切な人には,
自分をいつまでも愛して欲しいって思うがためにいいところしか見せな衣こともあるからね。ま,いいことでもあるんだけど,今回の場合は悪い場合だけどさ。
白崎 栞奈
つ,つまり…?
え,えと…
白崎 栞奈
彼はわたしになにを…?
莉衣
まず,隣の部屋で名前を伏せて(「犯人」と名前を伏せて話した)今回の事件の犯行についてのわたしの推理を二人のレコーダー達から話聞いてるね
白崎 栞奈
はい
白崎 栞奈
それで石灰がなんとかなんとか…って
莉衣
そう,そして
莉衣
その謎がさっき解けた
莉衣
浜口修,
浜口 修
…
莉衣
まず君は白崎栞奈さん,彼女さんを誘って一昨日から二人でお泊まりをした
白崎 栞奈
うん!翌朝…昨日の朝,とても美味しい料理を作ってくれて,もっと彼が好きになったんだー♡
浜口 修
何回も「美味しい」って言ってくれてありがとう♡
莉衣
で、一昨日は楽しく普通に過ごした
莉衣
そして、今日。彼女さんに料理を作った
莉衣
ごく少量のちょっと特殊な睡眠薬を入れてね
莉衣
特殊なやつだから、効果が遅れるようになっていたんだろう
莉衣
そして昨日の昼、カンナさんは眠りに落ちた
莉衣
そしてあんたは、そのタイミングを見計らってナガイさん(今回の被害者)をあの倉庫裏に呼んだ
莉衣
ナガイさんが来たところでその倉庫裏を多くの木材で囲み、そこに閉じ込める
莉衣
そして、一回戻って彼女さんをその倉庫の屋根上に移動する
莉衣
近くに石灰のたくさん詰まった袋を一個倉庫の端っこのところギリギリに置いておいてね
莉衣
そしてナガイさんをさっき説明そた方法でヤる
莉衣
彼女さんが寝返りを打ったところで、石灰の入った袋が落ちてくるから、
莉衣
それを使って、そうするんだよ
浜口 修
クッ
白崎 栞奈
まさか、オサダーリンがそんな人だと思っていませんでしたわ
白崎 栞奈
どうせ捕まるんですもの、別れましょ
浜口 修
😭
莉衣
でも、⚪︎害方法がアレルギーで動けなくなったところを粘着質のあるテープで巻いて…だよね
莉衣
アレルギーを利用したってことはその人を狙った犯行っだことだよね
莉衣
ナガイさん…彼になんの恨みがあるのさ
清華
…あ、わかった!
清華
彼女さんのご親族のかたがそいつにヤラレテしまったとか
莉衣
こら、セイカ。そんなことをサラッといわn…
浜口 修
…dよ
清華
え?今何t…
浜口 修
そうなんだよ!!
浜口 修
俺は、俺は、
浜口 修
俺の可愛いミスハニーカンナは、ナガイのヤツのせいで妹が命を絶ったんだよ!
浜口 修
ミスハニーカンナと2歳しか違わない妹を、同級生として中学生の時からずっといじめ続けたんだ。
浜口 修
しかも先生達のいないところで、毎回放課後屋上に呼び出して、いじめ続けていたんだ
浜口 修
それだけじゃない、運悪く高校まで一緒だったうえクラスはずっと一緒。
浜口 修
大学は違うかと思えば毎日つきまとって
浜口 修
社会人になったら家を特定して毎日いじめてくる
浜口 修
たくさんの罪といじめを重ねたタヒぬに等しいやつなんだよ!!
浜口 修
だから、俺がこの手を下した
浜口 修
俺、一応警察だし
莉衣
浜口修、確かに妹さんは辛かったと思う。そしてその姉のカンナさんも、それをみている君も辛かったと思う
浜口 修
だ、、だろう…?だから、俺がみんなのためにやったんd
莉衣
でも、ヤるのはいけない
莉衣
君警察なんでしょう?その仲間とか先輩に言えば裁判を受けて、きっと罪に等しい罰を受けていたはずなのに
莉衣
あと、人をヤっていいかは君が警察かとか関係ないわ
莉衣
いいわね?私たち「secret GULL」が警察にあんたを突き出すから
莉衣
あんたもあんたの罪に等しい罰を受けてきなさい
浜口 修
う、うわ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!!!!!!!!!!
白崎 栞奈
ねえ探偵さんたち、
莉衣
はい?
白崎 栞奈
オサダーリンの言ってたこと、本当なんだよ
白崎 栞奈
本当なんだけどね、
白崎 栞奈
その、…
白崎 栞奈
あんな風にタヒぬ必要はなかったと思うの
莉衣
…うん、そうだね
莉衣
君は正しいよ
きっと
清華
それにしても莉衣ちゃん、すっごい頭いいね!
莉衣
ありがとう…(照)
清華
莉衣ちゃんは私たちの自慢の探偵だよー!
清華
ねー!アンナ!
杏奈
…
清華
アンナ…?
杏奈
…sて…
清華
アンナ?何かいった?
杏奈
どうしてっ…どうして、なんだよ!!
清華
?!
莉衣
?!
杏奈
あたしはさぁ、本当は探偵志望だったんだっての
杏奈
それなのに莉衣が探偵になってさぁ
杏奈
あたしは知ってんだよ
杏奈
莉衣、
杏奈
高三の最後らへん、ネストに一緒に入社することをすすめた時、あんたはあんまり喜んだ顔をしなかった
清華
!
え…
清華
わたし、莉衣ちゃんに無理して笑わせちゃったの?!
清華
莉衣ちゃん、ごめn
杏奈
(清華の言葉を遮って)
それなのに、それなのに、莉衣、あんたは、あんたは、
杏奈
頭がいいから、で
誰もが目指す探偵になって…
杏奈
いい?探偵っていうのは誰もがなりたいものなんだよ!
莉衣
ビクッ
(°⚪︎°)//
杏奈
だからあたしも心から願っていたんだよ
杏奈
探偵になりたくてなりたくて…たまらなくて
杏奈
探偵志望のネスト入社試験の過去問、全部といたんだよ!
杏奈
ネストに探偵として入社できるために少しでも必要な言葉が載っていると感じた本、あたしの住む駅の通る線
(〇〇線とかの(電車の路線図とかのあの種類))
、全部の駅の本屋さんをみて
(たとえば⚪︎駅を通るのが🔳線と▽線だけだったら、その🔳線と▽線それぞれの通る駅全てをまわり、その全ての本屋さんに行ったということ)
、探し回って、買いまくって…
杏奈
とにかくたくさん苦労したんだっつーの
杏奈
それなのに平然と今まで探偵やって、
杏奈
あんたには異能もあるし
杏奈
探偵なんてヨユーだとでも思ってやってるんでしょうけどね!!!!!!
杏奈
いつだって褒められるのは探偵だし、
杏奈
目立つのは探偵
杏奈
モテるかとかも探偵だから
清華
ちょっと!
杏奈
何?全部事実なんだよね
杏奈
だけど何?
清華
確かに探偵は一番目立つよ
清華
でも、
清華
目立ちたいから探偵やってると思ってるの?
清華
アンナは目立ちたいから、モテたいから入社したの?
清華
もしも探偵だけずるいなって思ってもさ、レコードは私たちレコーダーがきちんとレポートを提出するかっていうので決まってるってことも少なくとも6割はあるよね?
清華
それでハウス自体が目立って、
清華
みんなでいい評価を受けてさ、そしてs…
杏奈
…(冷たい目で清華を見る)
清華
…ヒッ(杏奈の目に恐怖を覚える)
杏奈
モテたいから?目立ちたいから?そんなわけないじゃん
杏奈
あたしはあたしのもっている実力でこの街に平和が訪れるまで努力するつもりで入社したわ
杏奈
そんなくだらない理由で入社していたら、今はもう…ククククク笑
清華
ガタガタ😨
杏奈
…で、話戻るわよ
杏奈
あたしは誰よりも努力した
杏奈
努力したんだよ!
杏奈
それなのに、探偵になれなかった
杏奈
それだけじゃない
杏奈
まさか莉衣の野郎に探偵に“なられてくださる”なんてね
杏奈
最悪だし、
杏奈
屈辱極まりない
莉衣
…っ
杏奈
莉衣、
杏奈
あんたはこんなにも目の前で苦しむ人がいるのに、
杏奈
なんで推理してくれないんだよ
杏奈
自慢の推理、だろう????ククククク笑
莉衣
…アンナ(怒りに満ちた心。でも、声はあきれたような小さめな声)
杏奈
はん!そうさ、莉衣、あんたはすぐにでも目の前のあたしに探偵という座を“差し上げて、あたしをお慶びにしてさしあげる”k…
莉衣
アンナ!
杏奈
いきなり叫ぶなよ
うるさいじゃないか笑
莉衣
アンナ、いい加減にして
莉衣
いい?人は、努力報われないことだってあるんだよ!
莉衣
わたしだって昔は妹のためにたくさん愛を伝えたし、できる限りのケアをした。それでも妹は自殺した。それだけじゃない。中学校では、名門中学に行ったのに
中学の学年全員に、「真面目ちゃん」とか言われるし、何回も否定したのに、うまく否定する方法を係委員会決め日の何週間も前から考えて考えて、たくさん努力したのに、代表委員にさせられて、友達はみんな裏切って、毎日のように陰口ばかり耳に入ってきて…先生も学校への世間からの印象を変えないために見て見ぬふりをして…
莉衣
わたしだってこんなに報われないことがあるの!
莉衣
それなのに、
莉衣
アンナの願いが叶わず、わたしが叶ったからといって、
莉衣
わたしのこと今更愚痴っていいと思ってるの!?!!!
杏奈
ぅうるさぁい!!!!
莉衣
💢
杏奈
なに?挫折エピソードとか
杏奈
なんか同情して欲しいんですかぁ?
杏奈
最終的に恵まれているあんたと一緒にしてほしくないんですけどぉ?
杏奈
あんたの挫折エピソードとかこっちは興味ねぇんだよ!
杏奈
こっちは努力を誰よりもしたのに、
杏奈
同じハウスってことがわかった時にあんたが探偵になったってことから、
杏奈
あたしの探偵、っていう希望が叶わなかった、ってことがわかるに決まってんだろ。
杏奈
それなのにあんたは何も言わず平然と探偵をやっていて、
杏奈
「なんかごめん」の一言も言わずに
杏奈
探偵はみんながなりたいものだってことも知らずに今まで探偵やってきたみたいだし
清華
アンナ!
杏奈
ねえセイカ、あんたも探偵なりたかったよね?
清華
…っま、まあ、探偵にはなりたかったよ
杏奈
ほらね、それなのにあn
清華
でも、わたしは莉衣ちゃんのレコーダーになれたこと、そして同じハウスで一緒に事件を解決して、街の平和を待ち望んでもらえるような、信頼できる、そして序列上位のハウスであること、後悔してない!
清華
高校時代の時、莉衣ちゃんには圧をかけて、物事を強いらせちゃってて、傷つけてた
清華
でも、もうそんなことがないように、莉衣ちゃんにもう一度本当の友達で親友、そして、莉衣ちゃんの信頼できるレコーダーになれるようにえりを正した
清華
わたしは今がすっごく楽しいよ、
清華
一番。
清華
だからアンナm…
杏奈
…セイカ、
杏奈
あんたは莉衣の味方ってわけ
杏奈
あたしの敵ってわけ
清華
…ちがっ
杏奈
あっそ、じゃ、
杏奈
あたし辞めるわ
杏奈
このハウス、和がよくねぇんだよなぁ?
清華
アンナ…
莉衣
セイカ、ありがとう
清華
莉衣ちゃん?
莉衣
アンナ、やめたいなら勝手にしなさい
莉衣
わたしが嫌なんでしょう?
杏奈
ああ、辞めてやるさ
杏奈
そしてこのまま一生嫌ってやるよ、莉衣
莉衣
勝手にしなさい、アンナ
清華
…ねえ、莉衣ちゃん…
莉衣
なあに?セイカ
清華
あの、その…なんか、ごめん
莉衣
セイカ?どうしたの?
清華
高校通ってた時、ちょっとのイタズラのつもりで、そんなに圧かけてるつもりなくて、
清華
一緒にネスト入社をすすめたときもアンナには「あんまり嬉しそうじゃない顔」って読み取れてたのに、わたし、わたし…
莉衣
セイカ…
莉衣
ううん、いいの
莉衣
一緒にネストに入社することをあの時、すすめてくれて本当にありがとう
清華
…え?
莉衣
だって、もしすすめてくれなかったら、今わたし、何してると思う?
清華
あ…
莉衣
きっと、自分で言うのもアレなんだけど、天才的な頭脳???を無駄にして、どっかで働いて、いい人と結婚して、それはそれで幸せだとは思う。
だけどね、
莉衣
この街の平和を迎えることが遅くなることは確実にそうなの
清華
あ、あ…
莉衣
アンナはすっごくわがままで、自己中で、
莉衣
わたし結構苦手だけど、
莉衣
このハウスを一生懸命支えて続けてくれたのは確かだよね
清華
莉衣、ちゃん…
莉衣
だから、何度だって言うよ
莉衣
本当にありがとう
清華
莉衣、ちゃん…でも、ね、
清華
一人レコーダー、また、見つけないと…
莉衣
あ、そっか…
莉衣
どうする?
清華
え?
莉衣
セイカは、ネストの仕事、つづけたい?
莉衣
わたしはどっちでもいいよ
清華
あ、あの、わたしは…
清華
仕事は続け、たい…でも、
清華
新しいレコーダー見つかる気がしないよ
莉衣
やっぱり?わたしも思ったの
莉衣
どうする?このまま私たち二人も「別れ」ちゃう?
清華
え…?
莉衣
3人バラバラじゃないと辛くなっちゃいそうだし…
清華
わたしは、その…
清華
莉衣ちゃんt
杏奈
セイカ、莉衣。
杏奈
総辞職しろ
清華
!?あ、アンナか…
莉衣
どうする?セイカ、
清華:
どうしよう…
アンナに背くのか、
それとも…私の意志に背くのか…
どっちが正解なの…?
清華
わ、わたしは…
杏奈
まさかわたしに背くなんて…
杏奈
すんなよ??
莉衣
アンナ…
清華
(も、もしも、莉衣ちゃんなら…)
清華
(きっと、多分…わからない、けど、アンナの意志に背くことをすすめると思う…)
清華
(それが正解なんだろうけど、もう、怖いよ…)
清華
(だってアンナに背いたら…)
杏奈
おいっ!
清華
イタッ
杏奈
何黙り込んでんの、答えは一つでしょ?
杏奈
総辞職だっつーの????????????
清華
ヒィイイィ…
莉衣
(この場を黙って、二人にバレないように去る)
莉衣
(二人にバレないようにネスト本部に連絡)
莉衣
通話
00:00
ネスト職員:はい、…えーっと…secret GULLの莉衣さんですね
莉衣:はいっあの、前田杏奈の口が今とっても暴走していて、私たち…あ、私と清華をめちゃくちゃにしているんですっ
莉衣:勝手に辞めるって言って去ったのに、急に帰ってきて、総辞職しろ、とか
ネスト職員:なるほど…清華さんと莉衣さんのご希望は?
《このまま関係が悪いまま仕事を続けても、全然仕事への満足感や達成感、意欲も生まれず、また、この街を平和にできる気がしないので、辞職したい》
《関係は悪くとも、この街の平和のために仕事を続け、たくさんの事件を解決して、事件を未然に防ぎ、治安のいい街を作り上げていきたい》
ネスト職員:前者の場合、まず、無職になる。そして、もう一度ネストに入社したい時、試験がある場合があります。
ネスト職員:後者の場合、まず、仲間との絆のなさが秋になって、仕事に集中できません。そして、仲間との関係が悪いので、街で少しは噂されるでしょう、「館田町のハウスは絆ない案件」、とか。
ネスト職員:どっちにしても同じ数のデメリットがあります。
ネスト職員:莉衣さん、あなたはどちらを選びますか?
((ネスト職員目線)電話越しからでも聞こえてくる。レコーダー達の揉めが)
清華:杏奈、もうやめて!莉衣ちゃんは悪くないのに!
((ネスト職員目線)ここだけの場面を見た第三者の私でもわかる、悪いのは、あの前田杏奈さん一人だと)
((ネスト職員目線)彼女達 secret GULLは、頭のいい3人の集まりだ。あまりネスト側としては逃したくない人材だ。でも、これだけひどい状況だとは思ってもいなかった。これは辞職させた方がいいのか…?サカキさんに今連絡してみたけど、「彼女達、いや、莉衣名探偵様の判断に委ねる」としか言ってくれないし…))
莉衣:はい。もう、彼女達…アンナといるのは疲れました。セイカには悪いけど、総辞職、それでお願いします。