テラーノベル
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イスラエルは、アメリカの前にひざまついていた。
顔を伏せ、弱々しく座るその姿は、誰もが恐れる“中東の小悪魔”ではなかった。
イスラエル
アメリカ
イスラエル
アメリカは喉の奥で笑った。
たまらない——あの、誇り高くて誰にも媚びなかったイスラエルが、
今では自分の足元で、服従の言葉を口にしている。
アメリカ
イスラエル
イスラエルの指が、ゆっくりとアメリカのシャツの裾に触れる。
目を上げたその瞳は、まるで聖者のように澄んでいた。けれど、そこにあるのは信仰じゃない。
狂信。
イスラエル
アメリカ
アメリカは座ったまま、イスラエルの顎をすっと持ち上げて、指で唇をなぞった。
アメリカ
アメリカ
イスラエル
アメリカ
ベッドに押し倒された時、イスラエルはもう何も抵抗しなかった。
むしろ、喜んで身を開くように、アメリカの手を誘った。
イスラエル
もう、敵も、立場も、何もない。
彼の中にはただ"アメリカさんに愛される"ことしか存在していなかった。
イスラエル
その夜もまた、シーツの海の中で、"所有"の音が繰り返されていった。
コメント
2件
堕ちた?!堕ちたのか?! うふ腐ふ…(∴◎∀◎∴)うふ腐腐…