亮平
…………
亮平
(…俺なんかが居ていいのだろうか)
辰哉
…なんか考え事してる?
亮平
あ、いえ別に…
辰哉
ここに居てもいいよ。別、女の子を家に入れてる訳じゃないんだから。
亮平
っ…
亮平
あ、ありがとうございます…
辰哉
ふふっ…あ、これどーぞ。
亮平
…美味しそう
深澤さんが出してくれたのはカレーだった。
食べ物全般がダメな俺でも食べれるように少量の具材を溶かしてある…らしい。
辰哉
…煮詰めて溶かしてるんだけど…食べれる?
亮平
…うん、食べれる。
辰哉
ほっ…なら良かった。
亮平
……ありがとうございます
亮平
こんな俺に…ご飯なんか作ってもらって
辰哉
いいのいいの。
辰哉
俺がしたいからさ!
亮平
……ポロ
辰哉
えっ…ちょ、大丈夫っ、?
亮平
だっ、大丈夫…ですっ…
亮平
ただ、嬉しくてっ…
辰哉
…そっか…ナデナデ
亮平
ん…
亮平
(暖かい…)
辰哉
…いつでも俺を頼ってくれていいからね
亮平
…はいっ
俺は深澤さんの家で過ごすことにした。
だって、深澤さんは優しいんだもん。
end