冬真
ふふ…もう殺せるやつは殺した…
冬真
あとは…琴音の親を…
ぴーんぽーん
冬真
ん…誰だ?
冬真
はい
警察
夜分遅くにすみません。西河警察のものです
冬真
(けっ警察!?)
冬真
(まさか…火事や殺人がバレた…!?)
警察
最近起きている火事や殺人事件のことで、なにかご存知のことはありませんか?
冬真
(良かった…この調子だとバレてない)
冬真
お…俺は何も知りませんよ。
警察
では、もうひとつ
警察
火事があったあの学校では、大事な式が行われていたはずです
警察
あなたは逃げることが不可能なあの場所からどうやって逃げたのですか?
冬真
そ…その時俺は学校を早退していて…
冬真
具合が悪くて…
警察
そうですか。ありがとうございます
警察
あなたも気をつけてくださいね
冬真
はぁ…何とかバレずに済んだ…
冬真
(しかし…まずいぞ。)
冬真
(これだといずれか俺とバレてしまう…)
冬真
(友達もうっかり言ってしまう可能性もある…)
冬真
なら…
冬真
逃げよう_______
冬真
この町から…なるべく離れたところへ…
冬真
そうすれば…大丈夫なはず…
俺は早速、荷物をまとめた
冬真
勉強道具と…スマホと…充電器と…
冬真
あとは…ん?
冬真
これは…兄貴の宝物か
冬真
……一応持っていっとこう
冬真
それと…カップ二ードルと…
冬真
よし。これでいいかな
冬真
じゃ…早速
冬真
行くか。隣町まで