テラーノベル
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俺はもう、日付をかぞえてなかった
学校を休んで、 何日経ったのか分からない
朝も夜も曖昧で カーテンはずっと閉めている
通知がなるたび、心臓が跳ねた それが嫌で、 スマホの電源を落とすことが増えた
期待して何も来なかった時が 1番きつい
外では世界が普通に回っている
登校する人 遊びに行く人 笑っている声
自分だけが そこから切り離されてる感覚
あっきぃ
あっきぃ
そんな考えが浮かぶたび、 すぐに打ち消す
あっきぃ
あっきぃ
夜中
急に目が覚めた
静かすぎて、耳が痛い 頭の中で、昔の自分が話しかけてくる
うるさくて、 調子に乗ってて、 嫌われても笑ってた自分
あっきぃ
誰かに必要とされてるって、 証明したかった
でも実際は 嫌われても使われる役だっただけ
そう考えた瞬間 胸の奥が、すとん、と落ちた
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
スマホを開くと、 LINE画面のままだった ぷーのすけの名前を見て 電源を落とす
あっきぃ
あっきぃ
優しさは「戻ってこい」って意味になる
戻る場所がある前提が、 今の俺には、耐えられない
一方学校では、 あっきぃの席が空いたままになっていた
最初は気まずそうに 見ていたクラスメイトも 次第に慣れていった
まぜた
あっと
この言葉が、 1番残酷だった
いなくてもいいけど、 いても困らない存在。
あっきぃが1番 なりたくなかったもの
夕方
玄関に置いたままの靴
それを見つめて、 少しだけ考える。
戻る? 戻らない? どっちも怖い
でも今は、 戻らない方が、楽だと思った
あっきぃ
あっきぃ
声はもう震えていなかったが、 感情が、一段深いところに沈んだ気がした
俺はまだ助けを求めない 連絡も、帰る決断もしない。
ただ、 静かに存在感を薄くしていく
誰にも気づかれないように
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
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