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君に壊されたい

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君に壊されたい

7 - 第7話 君が泣くほど

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2025年06月11日

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ドアを開けた瞬間、翔太の視線が、すぐに佐久間の首に吸い寄せられた。

渡辺翔太💙

……つけてきたんだ

玄関灯の下、シャツの第一ボタンを開けたその奥――

黒い首輪が、喉元にしっかりと締まっている。

佐久間大介🩷

言ったでしょ……翔太くんに“所有されてる”って、忘れたくなかったから♡……

笑う佐久間の表情は、健気で、愛しくて、そして――壊したくなるほど、狂っていた。

渡辺翔太💙

変態。ほんと、お前……

言葉を途中で切って、翔太はぐっと腕を引いた。

そのまま唇が重なる。リビングに辿り着く前に、もう息ができないほどのキス。

首輪に指をかけ、キリキリと締めながら唇を深く吸う。

佐久間大介🩷

ん、ぁっ♡//……くる、し……っ♡♡//

渡辺翔太💙

お前が望んだんだろ。俺に壊されたいって

言葉とは裏腹に、翔太の手はどこまでも正確で、的確で、佐久間の一番弱いところを的確に攻めてくる。

喉、耳の後ろ、鎖骨、胸、腹部――

くすぐるように撫でて、時には強く噛む。

柔らかいところだけを狙って壊すように。

佐久間大介🩷

もっと!……して♡//……もっと壊して……っ♡///!

渡辺翔太💙

ダメ。まだ足りねぇよ。お前の声も、表情も、ぜんっぜん、俺に届いてない

翔太は笑いながら、手を後ろ手に縛った。

柔らかい布ではなく、冷たい金属の手錠。

佐久間大介🩷

翔太くん……っ、こ、これ……!

渡辺翔太💙

誰が“いい”って言った? お前は喋るだけで許されると思ってんの?

ピシッ、と頬を軽く打つ。

愛の証のような痛みに、佐久間の目から涙が零れ落ちた。

佐久間大介🩷

ん……っ//、うれしい♡♡……っ、翔太くんの手……///!

渡辺翔太💙

泣くなよ。……でも、泣いてる顔、すっげえ綺麗

翔太は佐久間の身体をベッドに沈め、その上に覆いかぶさる。

まるで“獲物”に乗る肉食獣のように。

唇を、肩を、胸元を、何度も何度も強く噛んだ。

渡辺翔太💙

お前の身体、もう誰にも見せたくない

佐久間大介🩷

……見せないよ//……俺、翔太くんにだけ♡……全部、あげたいから♡♡//……

渡辺翔太💙

だったら、ちゃんと証つけとく

翔太の口元がゆがんだ笑みを浮かべたかと思えば、

――次の瞬間、佐久間の首筋に、強く歯が食い込んだ。

佐久間大介🩷

ん、っあああ……っ、いた、い……!

渡辺翔太💙

でも嬉しいんだろ? 言えよ♡

佐久間大介🩷

う、うれし♡……嬉しい//……っ、もっと……! もっとしてぇ……っ♡///!!

その夜、何度も何度も、翔太は佐久間の名前を呼びながら、身体を貪った。

ベッドの上で乱れきった佐久間の身体には、いくつもの赤い痕と涙の跡。

そして首には、最初から最後まで、外されることのなかった黒い首輪。

――壊されるたび、嬉しくて泣いた。

泣くたび、翔太が抱きしめてくれた。

その繰り返しが、二人だけの愛のかたちだった。

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