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この世界には、大きく分けて魔族と人間の2つの種族が共存していた。
昔、魔族は暴虐の限りを尽くす魔王を中心に人間と敵対していたが、
とある英雄が魔王を倒したことにより、魔族と人間の間に平和が訪れた。
その英雄は、限られた者しか持たない”祓魔師／エクソシスト”の力を持っており
その力は、彼の子にも受け継がれているという…
おっと、つい、英雄について長く話し込んでしまった…さて、話を戻そうか
この頃、この世界には”アヤカシ”という存在が新たに現れた。
ソレは、人間の魂を喰らい、魔族を洗脳して操る…まさに両種族の敵であった。
これを重く見た人間の国・「ミルガウス王国」は、アヤカシ討伐をすることを決定した…
スザク
俺の名前はスザク、「スザク・セイクレッド」だ。
俺の父さん…「フェニィ・セイクレッド」は、魔王を征伐した、まさに英雄…
…まぁ、俺が5歳の頃に、死んじゃったけど…
そして母さんもいなかったから、国王陛下に保護されて…
それからは自分なりに、たくさん剣の練習もしたし、本も読んできたつもりだ。
今日は、国王陛下が俺を呼び出したので、向かっているところだ
………つーか、ほんっとここ廊下長い………
ｶﾞﾁｬ…
スザク
ルイ
この方はこのミルガウス王国の若き国王・「ルイ・ミネルヴァ」様だ。
俺を保護して下さった国王陛下と王妃様がお亡くなりになられてから、この方が国を治めて下さっている。
………まだ、この御方も………俺よりお若いのに………
とても聡明で、世の中をよく見ていて、他人に流されず、だが民の意見は積極的に政治に取り入れる………
まさに、素晴らしい御方だ。
先に言っておくが、決して俺がこの御方に心酔している訳ではない。
スザク
ルイ
ルイ
スザク
ルイ
スザク
ルイ
スザク
ルイ
スザク
スザク
ルイ
ルイ
スザク
スザク
ルイ
スザク
ルイ
ルイ
ルイ
スザク
ルイ
ルイ
スザク
ルイ
ルイ
ルイ
スザク
ルイ
ルイ
ルイ
ルイ
スザク
スザク
スザク
スザク
スザク
スザク
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