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yanくんの過去を聞いたあの日から

私の胸の中に小さな変化が生まれている

yanくんの言葉には深い 後悔が浮かんでいた

.......気づけなかった、か.....。

それって、どれだけ自分を責めても 答えが出ないことだと思う

でも、私もずっとそんな風に 自分を責めてきた

お母さんが家を出て行ったときも、 お父さんに冷たく突き放されたときも。

et

.....家には、帰りたくないな。

放課後、私は鞄を抱えながら教室を出た

足が自然と屋上ではない場所へ向かう。

夕焼けの校舎裏にたどり着くと 少しひんやりとした風が頬をなでる

ここは誰も来ないから私が一人になれる

でも、今日は違った

yan

あ、etさん

振り返るとyanくんが 笑顔で手を振っていた

et

......また、ついてきたの?

yan

ついてきた、っていうか、たまたま見つけただけです

yanくんの軽い口調に少しだけ心が緩む

et

......別に、何もないよ。話したいことも

yan

それでもいいので、そばにいていいですか?

その言葉に私は少し戸惑った

et

.......好きにすれば

yanくんは私の隣に立ち 沈黙の中で時間が過ぎていく

ふとした拍子に心に閉じ込められていた 記憶がよみがえった

et

.......ねぇ、yanくん

yan

はい?

私は自分でも驚くほど自然に 言葉を続けた

et

私ね......小さい頃.....お父さんによく言われてたの

yan

何て言われてたんですか?

et

お前なんかいらないって

"お前なんかいらねぇんだよ"

言葉にするだけで胸が痛む

ずっと隠していたはずの言葉を 口にしてしまったことが、少し怖かった

yan

......そんなこと言うなんて最低ですね.....

yanくんの声がいつもより 低く真剣だった

et

......私が悪かったんだと思う。お母さんが出て行ったのもきっと私のせいで

yan

そんなことないです。

彼の言葉が、私の胸に静かに響く

yan

家族の問題を子どもに押し付けるなんて、おかしいです。etさんのせいじゃないですよ

et

......でも

yanくんは私をじっと 見つめながら優しく言った

yan

etさんが、自分を責める必要なんてありません。

その言葉に胸の奥が少しだけ 軽くなったような気がした

夕日が沈む頃、私たちは校舎裏を 後にし一緒に帰っている

並んで歩く道が暖かく感じる

et

......yanくん

yan

はい?

et

ありがと。

その言葉に彼は笑顔を見せた

yan

悩みがあればなんでも聞きます。俺、etさんを守りますから。

その言葉に私は思わず立ち止まった

et

......守るって、どうして?

yan

なんとなく、そうしないといけない気がするんです

曖昧な答え、でも私も 笑えるようになってきた

yanくんのおかげかな.....

et

.....本当に、変な人

冷たい風が吹いても

胸の奥に残る暖かさは消えなかった

私はもう一度歩いて、君とその先の未来を目指すよ

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コメント

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ユーザー
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yanくんかっこよ... 続き楽しみです!待ってます!!

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