yanくんの過去を聞いたあの日から
私の胸の中に小さな変化が生まれている
yanくんの言葉には深い 後悔が浮かんでいた
.......気づけなかった、か.....。
それって、どれだけ自分を責めても 答えが出ないことだと思う
でも、私もずっとそんな風に 自分を責めてきた
お母さんが家を出て行ったときも、 お父さんに冷たく突き放されたときも。
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放課後、私は鞄を抱えながら教室を出た
足が自然と屋上ではない場所へ向かう。
夕焼けの校舎裏にたどり着くと 少しひんやりとした風が頬をなでる
ここは誰も来ないから私が一人になれる
でも、今日は違った
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振り返るとyanくんが 笑顔で手を振っていた
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yan
yanくんの軽い口調に少しだけ心が緩む
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その言葉に私は少し戸惑った
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yanくんは私の隣に立ち 沈黙の中で時間が過ぎていく
ふとした拍子に心に閉じ込められていた 記憶がよみがえった
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yan
私は自分でも驚くほど自然に 言葉を続けた
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yan
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"お前なんかいらねぇんだよ"
言葉にするだけで胸が痛む
ずっと隠していたはずの言葉を 口にしてしまったことが、少し怖かった
yan
yanくんの声がいつもより 低く真剣だった
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yan
彼の言葉が、私の胸に静かに響く
yan
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yanくんは私をじっと 見つめながら優しく言った
yan
その言葉に胸の奥が少しだけ 軽くなったような気がした
夕日が沈む頃、私たちは校舎裏を 後にし一緒に帰っている
並んで歩く道が暖かく感じる
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yan
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その言葉に彼は笑顔を見せた
yan
その言葉に私は思わず立ち止まった
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yan
曖昧な答え、でも私も 笑えるようになってきた
yanくんのおかげかな.....
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冷たい風が吹いても
胸の奥に残る暖かさは消えなかった
コメント
2件
yanくんかっこよ... 続き楽しみです!待ってます!!