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とうとうこの日が来てしまった 宮城代表高校決定戦当日 私はお菓子を作っている

友永 杏

間に合うかな

どうせいつものように 白鳥沢は "勝つ" と当然のように思っていた

友永 杏

急がなくちゃ

何時間だっただろうか 作って、作って 結局どれがいいのか わからなかった

友永 杏

時間がやばい

結局簡単な "チーズケーキ" になってしまった

友永 杏

美味しいかな

友永 杏

そんなこと考えてる暇ないじゃん

⚠︎会場です

嫌な予感がした 冷や汗が出るほどだった

友永 杏

え、

私が来たときには 試合が終わっていた

友永 杏

あ、あれ

白鳥沢は "負けていた"

覚は 落ち着いていたが 内心悔しいのだろう

天童 覚

あれ?

天童 覚

杏じゃん

天童 覚

来るの遅いよ~

友永 杏

ご、ごめん

天童 覚

負けちゃった

当然のように 話し始めた覚に 少しだけ ほんの少しだけ

苛立ちを覚えた

天童 覚

チーズケーキ持ってきてくれたんだ

天童 覚

いつもありがとう

友永 杏

ね、ねえ

友永 杏

なんでそんな平然としていられるの

友永 杏

気持ちいいバレーができたから?

本当はいいたくない こんなこと言おうと思っている ことと違う

友永 杏

ねぇ、なんで

天童 覚

え~と

友永 杏

覚なんか知らない

グチャ、

私は勢いで チーズケーキを 落としてしまった

でも、 止まらなかった 私ひとり出口に向かった

ひとりで そのまま 帰ってきてしまった

自分が 自己中心的なことくらい わかっている

勝手な苛立ちを 覚にぶつけてしまったから きと怒っているだろう

天童 覚

ちょっといい?

友永 杏

きゃーーーー

天童 覚

うわ

友永 杏

な、なんでいるの!

天童 覚

ノックはしたし、杏の母さんに許可とったよ

友永 杏

ぜ、全然気づかなかった

天童 覚

気づかなかったって、なにを思いつめてたの

友永 杏

なんでもない

天童 覚

あの時のことでしょ

友永 杏

、、、

友永 杏

悔しくないの?

天童 覚

悔しいよ

友永 杏

じゃあ、なんで

天童 覚

杏が泣くから

友永 杏

嘘でしょ

天童 覚

バレた?

友永 杏

バレバレ

天童 覚

www

友永 杏

私は凄く悔しいよ

自然と涙が出てしまった

天童 覚

な、泣かないで~

友永 杏

うるさい

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