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ころん
僕は昔からさとみお兄ちゃんに頼ってばっかだった。
怪我したら、さとみお兄ちゃんのところに行って。
しんどかったらさとみお兄ちゃんに相談して。
僕は今まで、さとみお兄ちゃんにしか頼ってこなかった。
だって、さとみお兄ちゃんは優しいから。 誰よりも。
僕は、そんなさとみお兄ちゃんが大好きだった。
でも、母さんがさとみお兄ちゃんに暴力しだしてからはさとみお兄ちゃんに頼ろうとは思わなかった。
いや、違う。 頼れなかった。
さとみお兄ちゃんに負担をかけたくなかったから。
さとみお兄ちゃんにもうこれ以上苦しんでほしくないから。
もうこれ以上、辛い思いを してほしくないから。
回想
さとみ
なんで謝るの? 僕は別にいいよ! それよりも、自分を心配して!
さとみ
なんでそんなこと言うの? 強いじゃん! 十分守れてるじゃん!
さとみ
さとみお兄ちゃんが一番顔色悪いのに… 弟を心配しすぎだよ! もっと自分を心配してあげてよ!
さとみ
よく言うよ。
さとみお兄ちゃんが一番優しいくせに
だから僕は、 さとみお兄ちゃんが一番
大好きなんだよ。
ななもり
ころん
ななもり
ころん
ななもり
ころん
ななもり
ころん
ななもり
ころん
ななもり
ころん
ななもり
ジェル
ころん
ジェル
ころん
ジェル
ころん
ジェル
ころん
ななもり
ころん
ななもり
ころん
ジェル
ななもり
ななもり
ななもり
ななもり
ななもり
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