うり
るな
話せない
いつも通りを装えているかも分からない
あの日から俺らの関係は
恋人同士、と言っていいのか分からなくなってきた
せっかくの文化祭なのに
どうも生きた心地がしない
うり
と思いじゃぱぱの元へいく
うり
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
聞かれるとは思ってた
でも
今の俺には言っていいのか判断できず
うり
咄嗟に嘘をつく
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
目をまん丸にされる
じゃぱぱ
うり
うり
早く仲直りをしたいがために
本音を呟く
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
…普段はおちゃらけてる奴だけど
こういう人が本気で悩んでいる時に
寄り添ってくれる
俺、いい友達持ったな、と改めて実感する
うり
意を決して、るなのもとへ向かう
数分探し回って
探す場所も尽きてきた頃
るな
先輩
うり
俺が見ている目線の先には
中庭のベンチに並んで座っている
先輩とるな、2人だった
るな
先輩
るなも、すごい話してて楽しそう…
最近じゃそんな笑顔、
俺に全然見せてくれないじゃん…
うり
声をかける勇気も出なかった。
今更俺が声をかける権利があるのだろうか
今、声をかけて拒絶されたら…?
そんなこと考え出したら
俺が持たない
るなの幸せが第一だから
優しいるなは別れを言いにくいんだろうから
俺がるなから離れていくことが1番なんだろう
言わないと、2人のこれからを
うり
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