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さくらさいた

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さくらさいた

1 - さくらさいた

♥

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2022年03月26日

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マスター

いらっしゃいませ。

マスター

小説喫茶『クルミ』へようこそ。

マスター

今日は、恋愛のお話をご紹介します。

マスター

では、ごゆっくりどうぞ。

カイト

名前:カイト
ハッキリ言って貧乏な男の子
でも、オットリとした優しい性格 
美月が好き

美月

名前:美月(みつき)
しっかりとした、気の強めな女の子
本が大好き

桜が咲き誇る木の下

カイト

今日は、どんなお話をしてくれるの?
((o(´∀`)o))ワクワク

美月

落ち着きなさいよ。
・・・今日は、ラブストーリーよ。

カイト

ラブ・・・?(?_?)

美月

はぁ・・・。( ´Д`)=3
いわゆる、恋愛の話。

カイト

恋愛?珍しいね、美月ちゃんがそうゆう系のお話を読むなんて。

美月

別にいいでしょ?
あんたは静かに聞いていればいいのよ。

カイト

は~い・・・。

『王子様に見つけて欲しくて』

貧乏な女の子、エレナがある日狩りに来ていた王子、ヘレンに恋をしてしまう。でも住む世界が極端に違う為、この恋は実る事は不可能に近い。

美月

叶わぬ恋に悲しむエレナは、ある夜、家を抜け出して森に入って行きました。

美月

森の中を一人歩いていると、突然恐ろしいと噂されている魔女が現れました。

その魔女に殺されそうになった所を、あのヘレン王子に助けられた。

激しい戦いが終わり、魔女が消えていくととうとうエレナはヘレン王子に自分の気持ちを泣きながら伝えた。

「貴方を愛しています。」

泣きながらそんな想いを伝えてくれたエレナにヘレン王子も恋をして、二人は無事に結婚した。

美月

・・・そうして二人は、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。
おしまい。

カイト

・・・素敵なお話だね(о´∀`о)

美月

素敵?コレが?

カイト

・・・え?

美月

こんな馬鹿げた話、くだらないわ。

カイト

え?良い話だったと思わないの?

美月

だって、こんなにも住む世界が違うのに、こんな奇跡みたいな話ある?文章中にもあったじゃない。『住む世界が極端に違う』って。

カイト

え・・・まぁ・・・そうだけど・・・。
でも、そこまで怒らなくても・・・💧

美月

全く。これだから恋愛は嫌なの。

カイト

・・・。

カイト

(じゃあ何でこの物語を聞かせてくれたんだろう・・・?)

あれから一年後・春

・・・あれから一年経ったね。

君は、桜が降る時も、枯れ葉が布団になっている時も、僕に色んな話をしてくれたよね。

実はね、君に話したいお話があるんだ。

・・・まぁ、君は嫌がるだろうね。 今、僕が話したいと思っている話は、君が嫌いな恋愛のお話だから。

でも、これだけは聞いて欲しいんだ。

一とある二人の子供がいました。

二人はいつも大きな木の下で本を読んでいました。

男の子は、女の子が好きでした。 でも、嫌われたくなくて中々自分の気持ちを伝える事が出来ませんでした。

桜が乱れ咲くある日、男の子は女の子に一言、泣くのを我慢しながら一言伝えました。

すると、女の子が、滅多に見せない優しい笑顔を男の子に見せて、一言いいました。

一だいすきー

・・・ハハッ 中途半端なお話でしょ?

これはね、僕が作ったんだ。 ・・・君に、

想いを伝えるために

カイト

・・・美月ちゃん、見える?綺麗な桜だよ。

美月

・・・

カイト

・・・もう、病室からの背景は飽きた?

美月

・・・

カイト

・・・この話を君にするのは、まだ先のようだね。
もう一年が経ってるよ。そろそろ起きて一緒に桜を観に行こうよ。

ほら、 さくらさいた。

マスター

・・・終わりです。
どうでしたか?少し長くなってしまいました。💦

マスター

このお話の意味、分かりました?

マスター

今、分からなくてもそのうち分かる日が来ると思うのでまた、しばらくしたらいらしてみて下さいね。

マスター

では、違うお話を読む前に、水分補給をして、目を休ませてあげて下さいね。

マスター

ありがとうございました。
また、来てくださいね。

マスター

メッセージ、ハート、お待ちしております(*^^*)

マスター

フォローも、宜しくお願いします。

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