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三浦

...あれ?

琴音

お兄ちゃん?

どうした?

三浦

なにしてんの?オレ。...

琴音

え?

突然のことであった。

兄(三浦)が記憶をなくした。

私は動揺し、なにもできず、

ただただ呆然と医師の話を聞くだけであった。

琴音

うん。

どうしてなんだ?
三浦、元気だったろ?

それに
一日は一緒にいられるものの
翌日になると、また忘れる.........
どうしたもんか。

琴音

そうだよね。......
昨日までは何もありゃしなかったのに。

琴音

普通に家で会話して

琴音

何か色々食べて

琴音

寝て

ふーん。普通だな。

琴音

けど、突然。

三浦(回想)

誰?

琴音

ってさ。朝起きたら

三浦(回想)

誰?ここは何処?

琴音

何てさ。
まあ4月1日だし、
嘘つく日だったし、様子見とくか。って思って。

そのときとかそのときになる前の
様子は?

琴音

あっ......あのときかな...

あん?

一年前

三浦

入ってくんなって!

琴音

何で?!

私と三浦は喧嘩をしていた。

三浦

何でってノックもしねーで入るかよ!

琴音

入るよ!

三浦

何で!

琴音

お兄ちゃんの部屋だもん!

三浦

はっ?!
かんけーねーだろ!
出てけ!

琴音

ヤダ!
出ていかないもん!居るもん!

三浦

やかましい!どっかい......

どっか行け。 そう言おうとしたのだろう。 そのとき私は

琴音

あんたみたいなお兄ちゃんはいらない!死ね!

三浦

はっ!?

ドンッ!💥

三浦

グハッ!

三浦

なにしやがっ......

私は必死でお兄ちゃんの頭を殴ったのだ。 意識がなくなるまで 血が出るまで 頭が割れるまで お兄ちゃんが死ぬまで

三浦

やめっ......

琴音

はあっ!はあっ!
死ね死ね死ね死ね死ね!!!

三浦

止めねぇか?!

ガッ!

腕を捕まれた。 どうしたものか。 お兄ちゃんは必死にいきようと。 必死に死にたくないと。 言われなくとも目見ればわかる。

三浦

てめっ......
よくも!

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