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ミカはふらふらしながらドラゴンから降り立った
ミカ
まだ周囲を確かめてないけど。そこが学園の広い中庭だとわかった
アカリ
ミカ
アカリ
ミカ
アカリが差し伸べた手をミカは握る
ライト
ミカ
ライト
ミカ
ライト
ライト
ミカ
照れくささを隠すようにミカは周りを見渡した
言葉通り、緑いっぱいの庭はとても綺麗だった。
5月の新緑のようにみずみずしい木々の葉。可愛い小鳥たち。澄んだ池に咲く睡蓮にも似た真っ白な花
睡蓮以外にもカラフルな花が咲いている
空から見下ろしたとき以上に 地上から見てもこの世界は 美しかった
アカリ
ミカはアカリの声に目をやったとたんびっくりして立ちすくんだ
ミカ
アカリ
ミカはただただうなずくばかり
ドラゴンがいるからユニコーンもいてもおかしくけど、絵本でしか見たことがない伝説の動物を目の前にしたら驚くことしかできない
あっけにとられるミカの前を、つい、と小さな姿がよぎった
ミカ
妖精は可愛いワンピースの裾をひらめかせミカの周りを飛ぶ
アカリ
妖精はアカリに向けて愛くるしい顔を傾けた
信じられない光景に、ミカは魂を抜かれたみたいに立ち尽くした
女性
アーチ型の戸口から、緑のロープをきた女性がでてきておじぎをした
女性
どうやら案内役らしい。少年少女達は女性のあとについて歩きだす
ミカ
学園の内部は、真っ白でピカピカだった。建物の中なのに外と同じみたい。
アカリ
ミカ
アカリ
ミカ
アカリ
ミカ
アカリ
ミカ
ツナグ
その時、前を歩いてたツナグが ふりかえった
ミカ
ツナグ
ミカ
ツナグ
そう言ってツナグは黙り込んだ
ミカ
はたとミカは気づいた？ たしかにこの地はどこもかしこも美しくてまばゆくて…光と輝きに満ちている
ミカ
昼があるなら夜があるように光があるなら闇だってあるはずだ
それなのに…この学園には輝きしかない。醜いもの…怖いものなど暗い部分が一つもない
？
どこからか小声で名前をよばれた
ミカ
それは醜い小鬼だった。 この世界に来て初めて怖くて醜い生き物だった
小鬼
ミカ
小鬼
小鬼は醜い姿に似合わない丁寧さで頭を下げた。
小鬼
黒魔女ちえみ…ちえみ…原ちえみ
まさかママのこと？ママが黒魔女？それってどういうこと？
ライト
小鬼
ライト
小鬼
ミカ
ミカ
アカリ
ライト
ミカ
強い声で念を押すと急いでミカはアカリのところへいく
ミカ
学園長は優しくほほえむと唇を開いた
学園長
学園長
教会のパイプオルガンみたいな音が流れている…ミカもみんなもうっとりと聞き惚れる
学園長
学園長
モードレッド
ミカ
モードレッド
ロープの女性がみんなに貸与品を配る
ミカもマントを受け取る。
ミカ
アカリがマントを広げた。他のみんなも嬉しそうに貸与品をつけた
ミカ
ミカはバングルをはめた途端バングルの針が勢いよく周りだし、パチン！と割れてしまった
ミカ
女性
緑のロープの女性が駆け寄ってきた
女性
ミカ
学園長
その一言でざわめきが引いた
学園長
ミカ
学園長
学園長
学園長
ふたたび大きなざわめきが上がった
ミカ
学園長
学園長
ミカ
ミカ
思い切って手をあげた。 他のみんなに注目されて恥ずかしかった
ミカ
学園長
ミカ
学園長
学園長
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