恋したのは不良の方でした【完結】

これは本編では語られなかった 美玖の友達【奏】からの視点のお話

時は体育祭…この学校では 【異性二人三脚】という団体競技があった

それは、名前の通り異性と二人三脚するだけの競技なのだが、何故かこの競技の後にはカップルが出来やすいとの事

それが、噂されこの学校はある意味人気の高い学校となっている。奏も内心ちょっとはこんな下心も持ちながらこの学校に来ていた

そして、今。異性二人三脚のペアが決まりその人と体育の時間で二人三脚の練習

最初にしてはかなり良かった。 この競技の難しいところは異性という所 女子は運動ができない子が大半だ

それだけでなく男子との身長差もある。 それらが組合わないと二人三脚は成り立たない。しかし奏と拓也は違う

互いに身長も同じくらい。 そして、どちらもある程度運動ができる なので、本種目の難点を超えている

それだけではない！異性となること。 主に女子が男子に対して拒否反応を示す 仮に身長も同じで運動できても これが越えられなければ意味が無い

だがしかし！この2人は違う。 性格すらちょっと似てるとこがあり 負けず嫌いという所が似てるおかげで その最難所すらも突破している

以上の2つの条件を超えた2人は この種目において最強と言っても過言はないだろう。

こんな具合であっさりと本番を迎えた。

続いては、1年生による団体競技です 1年生は指定の位置に着いてください。

そして、ついに奏と拓也の番がきた

パン！！

ピストルの音で皆一斉に走り出す トップで走るのは奏と拓也だ。

そして、難なく堂々の1位でゴール 互いの負けず嫌いが生んだ1位であった

その発言の後に美玖と煉のペアは盛大にコケた。正確には美玖だけが盛大にコケた

そのあと煉がマジックテープを取り、 美玖をお姫様抱っこして本部にと歩いていく姿が見えた

互いに考えてる事は近しいが拓也の考えはちょっと一線越えそうなギリギリのラインだった。

こうして、体育祭は幕を閉じた。 ちょっぴり残念な奏と謎のやる気に満ちた拓也がそこにはいたのだった