反社を抜けました。

第1話

翆夜は仲間を考えて…

2023年08月05日

#ちょいぐろ

#殺し

𝕐𝕌𝕀夢小説家🐈︎🤍

蓮斗

は？何言ってんだよ。

翆夜

言った通りだろ。

氷翠

翆夜、それマジなの？

翔馬

おーおー、どうした。

雫

急に考え変わっちゃったの、？

蓮華

なんでみんな止めてんの？

蓮華

翆夜の考えだろ。

翆夜

蓮華､､､､

翔馬

蓮華、お前は良いのかよｯ！？

蓮華

…翆夜の考えだっつってんだろ。

蓮華

それを私等が止める必要無い。

蓮斗

正気かよ！？

蓮斗

仲間が1人減るんだぞ！？

翆夜

ｯ…

蓮華

お前らがごちゃごちゃ言ってるから翆夜が抜けにくいんだろ！！！

蓮華

人の考え、否定すんのかよ！？

翆夜

俺は、誰になんて言われようと

翆夜

この組織を抜ける。

雫

翆夜、！考え直して！？

氷翠

雫、これ以上は辞めろ。

翆夜

考えた結果がこれだよ。

蓮華

抜けるならさっさと抜けろよ。

蓮華

ここに留まってるから悪い。

蓮華

決断したのなら抜けろ。

翆夜

ｯ！

翔馬

後悔しても知らねぇぞ。

翔馬

俺は止めたからな

蓮華

おい、翔馬。

翆夜

後悔なんてしねぇよ。

ﾊﾞﾀﾝ_.

蓮斗

はぁｯ…。

翔馬

蓮斗、辛いのは分かるぞ、

蓮斗

妹が変な真似をしてすまない。

蓮華

は？なんで私が悪いの？

氷翠

まぁ蓮斗、例えそうだとしても翆夜の考えなのよ。

氷翠

人のせいにはしてはいけない。

蓮斗

氷翠はいいのかよ！！

氷翠

は、？

蓮斗

仲間が抜けて、それでも平気なのかよ！！

蓮斗

辛いとか、そんな感情はねぇのか！？

氷翠

ない…よ。

氷翠

ない。

雫

氷翠ちゃん、！

雫

これ以上は辞めようよ、！

蓮華

蓮斗は何も悪いとこはないの？

蓮華

私だけが悪人なのかよ。

蓮華

しかも氷翠を攻める理由が分からない。

氷翠

蓮華、気にすることない。

翔馬

仲間割れかよ、w

翔馬

気分わりぃ。部屋戻るわ。

蓮斗

…

蓮華

あーあ、こうなるんだよ

蓮華

結局

雫

みんな、！

雫

終わったことなんだし、気持ち落ち着かせようよ、！！

氷翠

こっちだって気分悪ぃんだよ。

蓮斗

おい、氷翠、！！

蓮華

雫、行くぞ。

雫

え、あ、！

ﾊﾞﾀﾝｯ_.

蓮斗

ﾁｯ、なんなんだよ、((ｲﾗ

蓮華

((翆夜が急に抜けるなんて可笑しい。

蓮華

((何か鍵があるはず。

蓮華

((ん、？これは…

蓮華

翆夜の日記、？

7月8日

組織の奴等が家に来た。向こうの組織には最強メンツ、 No.1 千鶴月(るな) No.2 川崎堅（けん） No.3 近雪咒壽(じゅじゅ) そしてボス西堂優爾(ゆうじ) そいつらは俺に言った。「情報をよこせ。」俺には意味が分からなかった。俺の組織と何も関わりが無く、全くの他人だったからだ。

7月9日

昨日は追い返したが、今日も来た。俺はあいつらに従った。「従わなかったら、戦力メンバーを潰す。」俺はこの言葉で怖くなったからだ。戦力メンバーが居なくなる、死ぬ、この2つが頭に浮かび、震えが止まらなかった。

7月10日

今日は久しぶりの休みだ。翔馬、蓮斗でゲーセンに行った。だがそれは楽しくない。誰かの視線があったからだ。俺達の身には何も無かったが、俺は見た事のあるSPを目にした。それは俺が昨日と一昨日見た組織のSPだったからだ。体が凍った。怖い。何かされると確信し、その場で凍りついた。

7月11日

いつもよりも遅い出勤。俺は行き道、組織の雫に会い、話しながらビルへと向かった。今日も視線を感じる。だが違和感を出していると雫に気付かれる。雫は勘が鋭い。何かと面倒臭い。それもSPだった。なんなんだよ、俺をどうするつもりなんだ、？

7月12日

俺の親が殺されたと連絡が入った。どうやら借金をしていたらしい。全く馬鹿な親だ。後から聞いた話だが、借金をされた組織は俺に迫って来たあの組織らしい。名前は………

蓮華

甕萃組…ﾊﾟﾀﾝ
(うすい)

蓮華

ん…？甕萃組と翆夜がグルを抜ける理由ってなんなんだろ…。

蓮華

ｻｯ…ん？何これ、

蓮華

手紙？

俺がグルを抜ける理由は、

情報を回すか、俺が組織を抜けるかの2つの選択肢だった。

俺は、抜けることを決意する。この手紙を読んだ者、俺を探すな。

そして、甕萃との抗争をしない。これだけ守ってくれ。

蓮華

…抗争無しか…、

蓮華

でもこれを蓮斗に見せれば、抗争は必ず起きる…翆夜の言う事は守れないかもな、

雫

えっ、てことは翆夜は私たちのことを考えて、？

氷翠

翆夜は、自決することを選んだ、

蓮華

だから、これは女子だけの秘密。

蓮華

これを絶対に蓮斗に知られてはならない。抗争が怒るからだ。

氷翠

あー、めんどくさｯ、

雫

翆夜、戻って来ないのかな、

氷翠

難しいんじゃない？

蓮華

私もそう思う。

蓮華

今のまま、そして解決した後に入ったとしてもまた新しい組織が翆夜の所にやって来るかもしれない。

氷翠

ﾁｯ、めんどくせぇなぁ、

氷翠

情報とか自分で集めろよ。

雫

ほんとほんと、！

雫

仲間を犠牲にしてまで情報なんて上げるわけないよ！！

蓮華

まぁ、どうにかして連れ戻す。

蓮華

それが今の目的。

雫

そうだね！私も協力する！

氷翠

私も協力するよ

蓮華

雫、氷翠、ありがとな

氷翠

仲間が困ってるんだもん

雫

助けるに決まってるよ！ね？

氷翠

ああ。

蓮華

ｺﾝｺﾝｺﾝ

ｶﾞﾁｬ_,

翆夜

！！

翆夜

蓮華！？

蓮華

ｼｯ…静かに。

翆夜

あ、わりぃ、

蓮華

入るぞ。

翆夜

え、あ、おう、

翆夜

すまねぇ、お茶しあ出せなくて、

蓮華

別に気にしてない。

蓮華

それよりも…

翆夜

あれ、見つけたんだな。

蓮華

あれって何？

翆夜

俺の日記帳と手紙だよ

蓮華

…うん。ごめん。

翆夜

いいんだよ、別に、

翆夜

蓮華、俺を戻しに来たのか？

蓮華

…そうに決まってるだろ。

蓮華

まだ仲間の仲だ。

翆夜

俺は、甕萃組が死ぬまで戻らねぇって決めてんだ。

翆夜

来ても意味ねぇぞ。

蓮華

それを聞きに来たんじゃねぇ。

蓮華

私が聞きたいのは、甕萃組がなんで私等の情報を得たいのかだ。

翆夜

ｯ…それは、お前らを殺そうとしてるからだよ。

翆夜

俺はそれが嫌で抜けたんだ、

翆夜

情報を渡すよりも、俺が組を抜けた方が組織を守れるから、

翆夜

仲間が死ぬのはもう嫌なんだ、

蓮華

最初に言ったよな。

翆夜

何をだ、

蓮華

仲間が死ぬのは反社にとって当然の事。

蓮華

それを認めた上で入ったんだろ？

蓮華

ちげぇのかよ。

翆夜

…正直、怖かった。

翆夜

目の前で仲間が死んで、それを平気で見過ごせて、後処理まで出来るのか、

翆夜

怖くて怖くて…ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

翆夜

けど、入ったのなら仕方が無い、

翆夜

蓮斗に従い、耐えてきた。

翆夜

だけどこういう事がって、俺は確信した。

翆夜

俺は、組織には向いてない、

翆夜

最初から無理だったんだ。

蓮華

じゃぁお前は…

蓮華

ｶﾁｬｯ((銃を構えてます

翆夜

ﾋﾞｸｯ…れ、蓮華、？

蓮華

こうやって銃を向けられて、怖くなかったのかよ。

蓮華

刃向かったのかよ。

蓮華

怯えたのかよ。

翆夜

…殺り返してやりてぇって思ったよ…

翆夜

だけど俺にはそれは難しいんだ…

蓮華

1人だって殺れねぇのかよ。

翆夜

！！

蓮華

お前は、トップに上り詰めただろ？

蓮華

お前よりももっと早く入ってきた翔馬でさえも、お前が人を殺した数には届かない。

蓮華

最年長の中でも最も凄い奴だ。

蓮華

兄貴も尊敬してた。

蓮華

見とれてた。

蓮華

お前のような、繊細なやつを。

翆夜

…､ﾎﾟﾛｯ

翆夜

そうだよｯ…泣

翆夜

俺だって、お前らと過ごして、死ぬまで一緒に居たかった、泣

翆夜

抜けたくなかった、泣

翆夜

みんなに捨てられる前に、早く抜ければ、俺は良いと思ってた泣

蓮華

翆夜、お前を必要としてる人間は他にもいる。

蓮華

例え組織に戻らなくても、死ぬんじゃねぇぞ。

蓮華

また会って、みんなで酒飲むって約束したろ？

翆夜

おうｯ泣

蓮華

今日はありがとうな。

翆夜

おう、泣いて悪ぃな。

蓮華

別にいい。

蓮華

翆夜、いつでも連絡くれよ。

翆夜

おう！暇になったらな！

蓮華

任せたぞ笑

蓮華

またな、翆夜。

翆夜

おう。またな、

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