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姫華
居た…
律
あ？
姫華
ちょっと話したいんだけど…
律
ろくなことじゃねぇだろ
姫華
ひどっ
律
お前てか時間分かってんの？
話逸らされた…？
姫華
わ、わかってるよ
姫華
もう7時だって言いたいんでしょ
律
もう夏じゃねぇんだから
律
暗くなんの早いじゃん
律
あぶねぇからもうちょい早く帰れ
姫華
ありがと…
律
オレ部屋戻るから
姫華
まっ…
言わなきゃ
言わなきゃ…！
姫華
すき！！！
律
！？
姫華
律くんが、ずっとすき！
姫華
めっちゃドSだし酷いこと言うけど
姫華
結局いつも心配してくれてるの…知ってるよ
姫華
ほんとは優しくて、でも不器用で…えっと…
姫華
とにかく…そんな律くんが、すき…です
律
バカ
…振られるっ…
！？
姫華
り…律くん？
あたしに…抱きついた？
律
ビビるだろーが
姫華
…へ？
律
あのチャラ男と付き合ったのかと思った
姫華
ええ？龍くん？
律
アイツと仲良さげになってからオレんとここないし
律
お前分かりにくいんだよバカ
姫華
ご…めん
律
謝んな
律
お前は悪いことしたんか？
姫華
ううん
律
だろ？
律
ならいーじゃん
律
律
オレも、お前がすきだから
姫華
…っ！
そして律くんは
あたしにキスする
姫華
律くん…？
律
…何
姫華
な…んでキス……
律
なんでって
律
したくなったからした
姫華
えええ！？
律
オレと付き合うならもー少しなれることだな
姫華
え！
律
こんなんで顔真っ赤じゃねぇか
姫華
だだだって…
律
さんざん今まで我慢してんだよ
律
これからは、すきなようにするから
姫華
えっ
律
どーなっても知んないぞ
姫華
ふぇ！？
そう言って律くんはあたしにデコピンをした
律
ばーか
姫華
え！？
律
今何期待した
律くんはニヤッと笑う
姫華
…っ～～
姫華
ひっかけたなー！
律
ひっかかるお前が悪い
まだまだあたしは
慣れるまで
このドS王子に、振り回されるようです
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