TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

バレンタインと初恋

一覧ページ

「バレンタインと初恋」のメインビジュアル

バレンタインと初恋

1 - バレンタインと初恋

♥

10

2020年02月14日

シェアするシェアする
報告する

今日は2/14。 そう、バレンタインだ。

この日は 僕にとって大切な日。

君の友達

おはよ〜!

おはよう!

君の友達

今日バレンタインよね〜彼氏にあげんの?

当たり前でしょw

………

僕は君に恋をしている。

でも、君には 彼氏が居るんだ。

…それでも、諦めらないよ…

あ、おーい!

何してーんのっ!

ぇ、?

あ、いや、なにもしてないよ

暇ならさ、おしゃべりしよーよ!

君の友達

彼氏に怒られるぞ〜?w

大丈夫大丈夫、私が興味あるだけだから!

理由になってないよ笑

てへぺろ…

あざとい所だって 可愛いと思ってしまう位

君に溺れています。

………

そういえば 今日チョコ持ってきたっけ?

忘れてないよな、大丈夫だよな?

授業終わってから確認しよう。

はぁぁ… 嫌だなあ…

妙に緊張しちゃって 集中なんか出来ないや

恋する人って皆 こんな感じの気持ちなのかな?

まぁ、僕の場合 失恋した後、だけど。

先生

こら!!彼方!!

はぃっ!?

先生

早く走らんか!!!

ぃぃぃごめんなさぁぁぁい!!!

ふふっ…

急いで走る僕は 君が笑った事に気が付かなかった。

………

先生

えー、それで…

バレンタインかあ… なんか、渡すの嫌になってきた…

流行に頑張って乗ってるみたいな そんな心地がする…。

まぁ、季節のイベントだから 流行とかじゃないけど。

君は喜んでくれるかな 嬉しいって思って欲しいなあ

…彼氏が居るのにあげるなんて 卑怯かな、嫌われてしまうだろうか

なんて考え 僕らしくないな。

……自分の事だけど。

先生

おい彼方ぁぁ!!

なんでしょう!?!?

先生

ここの答えはなんだ!

え、分かりません!

先生

おい!!

あっははww

馬鹿だなあ ちゃんと聞いてんのかー?w

あ…へへ…

先生

バレンタインだからって浮かれてんじゃねーぞー?

うううう浮かれてませんけど!?

それ、浮かれてる人が言う台詞だよ〜?

えっ

あっはははwww

バレたかと思ってヒヤヒヤしたけど 君のフォローで心が暖かくなった。 そんな気がした。

先生

今日の授業これだけなんだから頑張れよーw

君の友達

先生に応援されるってどれほど馬鹿なのよ〜?w

ええぇ…ごめんなさい(?)

先生

よし、じゃあ次行くぞー

……

…!

君がこっちを向いて微笑んだ。 鼓動が早くなるのを感じた。

キーンコーンカーン…

授業が終わる合図の鐘が響く その音は僕の耳にも届いた。

先生

よおし、気を付けて帰れー

はーい

帰りどっか寄ろーぜー 賛成!

…あ、あの!

?どしたの?

えと、一緒に帰らない…?

ほら、帰り道同じだし!

うん、いーよ

やった…!

彼氏がいるのにも関わらず 僕と帰ることを決める君。

ちょっと抜けたところがあるけれど そこでさえ愛おしかった。

君と色々な話をして歩く道は いつもより少し違った。

…そろそろ、話してみようか。

あ、あのさ!

んー?

こ、これ、良ければ貰ってくれないかな…!?

…!

これ、チョコ…?

う、うん、

逆バレンタイン…的な…

ありがとう…!

あの…なんか、ごめんね

え?

彼氏居るって、分かってた

…!

分かってたけど、

君が好きって気持ちが中々消えないから

せめてこの日だけでもって、思ったんだ

ごめんね、迷惑ならさ

受け取らなくてもいいから

…何言っちゃってるのよ

確かに彼氏は居る。けど

君からのプレゼント、嬉しくて仕方ないよ…!

ありがとうっ!

…!

ううん、良いんだ、

こっちもありがとう…!

ふふふ、お互い様…ってヤツ?

使い方あってるの…かな笑

あ、そろそろ家だ、じゃあね!

うん、また明日!

こうして僕の初恋は終わった。

本当は諦めたくないけど それはきっと迷惑だと思うから。

それでも、やっぱり好きだよ。

ありがとう、これからも宜しくね。

ん?なんか言ったー?

ううん、なんでもないよ!

また明日、学校でね!

次会う時はまた 仲のいい友人で居てね。

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚