かな
かなが会社から帰ると、黒い封筒がアパートの郵便受けに入っていた。
かな
かな
かな
送り主は先月亡くなったばかりの友人だった
かな
かな
封筒をあけてみると中には一通の手紙
この手紙を一番仲の良い親友に送れ 出来なければお前は死ぬ 出来れば命は助けてやる
かな
かな
けれどふと、笑顔の遺影を思い出して鳥肌が立った
かな
かな
かな
かな
急いで大学時代の仲良しの名前を書く
かな
かなは一瞬、この手紙が送られたときの友達の顔を想像した。
かな
かな
言い訳するようにひとり言をつぶやいて、友達の名前を書いた封筒に手紙を入れた
かな
その夜
ガタッ
かな
かな
かな
かな
かな
かな
かな
かな
かな
かなは目の前がだんだんぼやけてくるのを感じた。
息が苦しくなってくる。
本当の親友にこんな気持ち悪い手紙なんて送れるわけないじゃない…
かな
かな
かな
コメント
3件
面白かったです。