ある日
散歩の帰り道に俺は森の中に足を踏み入れた
泰
泰
そう思い奥へと歩いていると…
???
泰
俺は鳴き声が聞こえた所に 小走りで向かうとそこにいたのは
泰
泰
俺は横になってる狐に近づくと狐は 全く逃げず鳴き声を喘いでいた。
どうやら足に枝が刺さった様で俺は狐の足に近づき枝を引き抜くと狐は楽になったのか声が小さくなった。
泰
泰
治療は何とか順調にできた、消毒液の代わりに手で使う消毒液を少し使って包帯を巻いてる時、狐は全く抵抗せずただ俺の顔をじっと見ていた。
泰
つい心の声が漏れてしまったが狐には言葉を理解してると思わず気にせず治療した、無事に治療が終わると狐は 立ち、歩き始めた
泰
俺は狐にそう言いその場から離れようとすると狐は俺に向かって吠えた。 どうやら来て欲しいみたいだ
泰
俺は狐の後を追いついて行くと 着いた先は辺りが藻だらけに なり崩壊しかけた神社だった。
泰
俺はスマホを出し写真を撮ろうとしたがあいにくバッテリー切れ
泰
俺はスマホをしまい辺りを見渡すと目の前にお賽銭箱が置いてあった。
泰
泰
泰
そう思いつつ俺は財布から小銭を出しお賽銭箱に入れ手を合わせた
泰
なんて、死んだ神社に言っても 無駄だって事は分かってる
泰
俺は鼻で笑って帰ろうと後ろを振り 向くと一人の女性が立っていた
泰
俺は腰を抜かすと女性はくすくすと 笑っていた。
???
泰
???
???
俺は女性の見た目をゆっくりと見るとその姿は巫女さんの格好だった。
泰
と俺は首を傾げながら言うと女性は…
巫女
巫女
この森の奥に巫女?
なぜここに?
それとあの狐はどこへ?
俺は再び辺りを見渡すと巫女さんは 俺の腕を掴み引っ張った
泰
俺は引っ張られた勢いで巫女さんを 押し倒してしまうと辺りが 桜に変わり桜の花びらが舞った
泰
俺は最初何が起きたかわからず 巫女さんから離れようとした時…
巫女
巫女
と俺の胸倉を引っ張ると俺は巫女さんの胸へ顔を填めていた。
泰
巫女
巫女
巫女
泰
巫女
確かに巫女さんの言う通りだ
仕事に人間関係…生きる事…
辛い事ばかりあった…
たまには良いかもしれないな…
泰
泰
例えるなら綿がいっぱい入った枕に顔をうずくめていた様な気分だ。
周りは桜の木々が揺れ、 涼しい風が吹き、青い空、暖かい光が辺りを優しく差していた。
泰
俺はそのまま巫女さんの胸の中で 寝てしまった。
泰
目が覚めた
泰
巫女
泰
泰
巫女
俺は立ち上がり巫女さんに 頭を下げお礼を言い、 来た道を戻ろうとした時
巫女
泰
俺は振り向くと目の前に 巫女さんがいた、俺は驚き声を出そうとした瞬間…
泰
柔らかな唇が俺の唇に触れた。 俺はこの時一瞬で理解した
泰
俺はなぜか抵抗せず 巫女さんの体を強く抱きしめた
巫女さんも同じ様に抱き返した
この時のキスの時間は短いようで長く 暖かく親密な気分になっていて、 そのことを何かの形で残しておきたいと無意識に考えていた。
キスを終えた俺は巫女さんの手を握り
泰
巫女
巫女
俺は巫女さんから離れ後ろを 向き歩き始めた…
泰
俺は再び後ろを振り向くとそこには 一匹の狐が俺を見てお辞儀をし どこかへ行ってしまった
泰
泰
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