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ゆい
ゆい
そら💫
そら💫
ゆい
ゆい
そら💫
そら💫
ホラー
そら💫
ホラー
そら💫
日々は確かに流れている。 笑い合う時間もあった。 優しく寄り添ってくれる瞬間もあった。
けれど、その奥に――どうしても消えないざわめきがある。
ゆい
心臓
ゆい
ゆい
ゆい
ゆい
ゆい
その呟きは、風に溶けて消えた。
ゆいはゆっくりと、ひとりに目を向けた。
――ホラーサンズ。 裂けた片目、深い傷跡。 その瞳に宿るのは狂気ではなく、痛みに似た優しさ。
ゆい
ホラー
ホラーはゆいをそっと抱え、屋上を離れた。 辿り着いたのは、外界の廃墟―― 錆びた鉄骨と、風に舞う灰の匂いが満ちる場所。
ホラー
ゆい
ホラー
彼は骨ばった手で、ゆいの頬を撫でる。 その手は傷だらけで、ひどく温かかった。
日が落ち、灰色の朝が訪れ、また夜が来る。 廃墟の中、ゆいはホラーと二人きり。 食事も、水も、すべて彼が用意してくれた。
ホラー
ゆい
ホラー
骨の指がゆいの肩を掴む。 その力は優しいはずなのに、逃げ道を完全に塞ぐ。 日が経つにつれ、廃墟はゆいの世界のすべてになった。 空は常に曇り、風は鉄の匂いを運ぶ。
ゆい
ホラー
ホラーはかすかに笑った。 守るためのその笑顔は、同時に檻だった。
BAD END⑧ ― 錆びた守護
ホラーを選んだゆいは、外界の廃墟へ連れ去られた。 守られるという名の監禁。 空は灰色に閉じ、世界は静かに腐食していく。 ゆいは最後まで傷つけられず、ただ“守られる”まま―― 終わりのない灰色の日々に閉じ込められた。
*はじめる