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おと
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コメント
5件
いやー、第46話、めちゃくちゃ重かったです…。夏樹の「手間かけやがって」とか「目的と手段が一致してねえんだよ」ってセリフ、あの場面めっちゃ刺さった。怒りとか悲しみとかごちゃ混ぜになってる感じがリアルすぎて泣きそうになった。 それでよりによって、最後のMoreの「母体」の正体が千尋ってオチか…! これまでの伏線全部つながった時の衝撃がやばい。千尋の色彩のない瞳とか、チェインレターの仕組みとか「コピー」の意味とか。夏樹が千尋との思い出を走馬灯みたいに振り返るところで「あっ…」ってなった。次の話が待ちきれんわ🔥
夏樹
夏樹
全てを話し終えた千尋は
やはり色のない瞳を 虚空に向けていた
千尋
千尋
千尋
夏樹は千尋を憐れむような目で見つめ
すぐに視線を逸らし 右手で顔の脂汗を拭った
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
千尋
千尋
夏樹
夏樹は言いかけた言葉を呑んだ
「お前の両親だってそうじゃないか」と言おうとしたのだった
千尋
千尋
夏樹
夏樹
夏樹
千尋
千尋
夏樹
夏樹
千尋
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
千尋
千尋
千尋
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
千尋は唇をきゅっと結んで
握った拳に力を込めた
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹は千尋の肩をポーンと叩いて
廊下へと歩き出した
千尋
夏樹
千尋
夏樹
夏樹
重い扉を開くと
饐えたような匂いが熱気に乗って
千尋と夏樹の鼻をつく
千尋
千尋は口元を手で押さえる
先ほどよりもきつい匂いだった
夏樹は血のこびりついた床を
つかつかと歩いていく
そして失血死した母を見下ろす
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹は膝に手をついて屈む
そして睫毛がぴんと反った瞼に手を触れ
ゆっくりそれを閉じた
千尋
夏樹
夏樹は立ち上がり
スパコンの間を抜けて 部屋の奥へと進む
千尋はその背中をじっと見ている
筐体は一定間隔で複数並べられているが
その間を縫って進んでいくうちに
出口がどこにあるか分からなくなりそうな配置だった
そのせいか
この部屋全体がいやに巨大であるように
夏樹には感じられた
夏樹
夏樹
入り口の反対側の位置に
3面の液晶画面と キーボードが置かれていた
夏樹
夏樹
夏樹は千尋がついてきていないことにようやく気づいた
夏樹
夏樹
夏樹
だだっ広いのに響きは全て機械に吸収される
夏樹
一度ディスプレイを離れ
来たルートを引き返そうとする夏樹に
天井から声がした
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夏樹
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Moreは芯のないひ弱な声で
夏樹に語りかけた
しわがれた かすれた男の声だった
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夏樹
夏樹
夏樹
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低い声で嘲笑しているようにも聞こえる
夏樹
夏樹
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夏樹
その瞬間
夏樹の頭の中に 微小な針で突かれたような感覚があった
夏樹
夏樹の頭の中を 映像が走馬灯のように駆け抜ける
初めてまともに千尋と会話した日から
千尋
千尋
チェインレターの仕組みを説明し終えた時の むすっとした顔
千尋
千尋と体が触れた時の記憶
千尋
弱った声
千尋
千尋
名前を呼ぶ声
千尋
千尋
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夏樹
夏樹
夏樹の記憶の中の少女に
凄まじい勢いでラベルが貼付されていく
「千尋はコピーとして生をうけた」
「千尋の『母親』はチェインレターを生み出した」
「チェインレターはコピーとして増殖する」
「千尋」
「それがチェインレターを回している」
そしてその無数の断片が ひとつの答えを指し示す
夏樹
夏樹
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夏樹