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コメント
1件
うわあ……やっと、やっと告白できたんだね……!😭💖 壱也との過去にちゃんと区切りをつけて、自分の言葉で「好き」って言えた絃花、本当に偉いよ。 それに、榛野くん(もう吏玖……!)の「おかえり」がもう優しすぎて、私も一緒に抱きしめられたいって思っちゃった。 「吏玖」って呼ぶシーン、すごく甘くて、思わず読み返しちゃった……。夕暮れの図書室で重なる影、こんな青春、ずっと見ていたいです。🌙🖤
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壱也のいる渡り廊下を離れ、私は一目散に走った。走るたびに、胸の奥にずっと仕舞い込んでいた重い何かが、綺麗に消え去っていくのが分かる。私の心は今、驚くほど軽くて、透き通っていた。トントン、と静かに古い図書室の扉を叩き、中に入る。夕日はさらに傾き、本の背表紙や床を、濃い琥珀色に染め上げていた。部屋の隅、さっきまで私が泣いていた席。そこには、約束通りカバンを膝に置いたまま、静かに窓の外を眺めている榛野くんの姿があった。私の足音に気づくと、榛野くんはゆっくりとこちらを振り返り、いつも通りの気怠げな、でも私にだけ見せる最高に優しい目元を和ませた。
榛野吏玖
山中絃花
私の言葉に、榛野くんは静かに耳を傾けている。私は榛野くんの目の前まで歩みを進め、トクン、トクンと心地よく跳ねる胸の鼓動を感じながら、その綺麗な瞳を真っ直ぐに見つめた。
山中絃花
榛野吏玖
山中絃花
生まれて初めて、心の底から自分のために紡いだ、本当の告白。言い終えると同時に、急に恥ずかしさが込み上げてきて、私は真っ赤になった顔を隠すように俯いてしまった。すると、目の前で衣服が擦れる微かな音がした。次の瞬間、私の身体は、ふわりと温かいものに包み込まれていた。
山中絃花
榛野くんの長い腕が私の背中に回され、彼の胸の中にきゅっと抱き寄せられる。驚いて目を見開いたけれど、耳元から聞こえてくる榛野くんの心臓の音が、私のものと同じくらい激しく、速く脈打っているのが分かった。いつもクールな榛野くんが、今、すごく動揺して、喜んでくれている。
榛野吏玖
耳元で、榛野くんの低くて少し掠れた優しい声が響く。抱きしめる腕の力が、少しだけ強くなった。榛野くんの制服から香る、微かなシトラスの香りと、包み込んでくれる大きな体温が、私の全身を満たしていく。
榛野吏玖
山中絃花
榛野吏玖
少し意地悪に、でもとびきり甘く顔を覗き込んでくる榛野くん。その掴めない距離感に、私は完全に降参して、熱い顔のまま小さく呟いた。
山中絃花
榛野吏玖
吏玖は嬉しそうに私の頭をぽんぽんと撫でると、そのまま私の右手を優しく、包み込むように握りしめた。 両想いになってた私たちはしっかりと手を繋いだ。 夕暮れの図書室。 二人の影が床に長く一つに重なる中、私はこれまでにない幸せに満たされながら、新しく始まった恋の甘さに、ただただ胸をときめかせるのだった。