しにがみの様子がおかしいです

突然何かを思い出したような顔をしたしにがみが、こちらを真顔で見てきた

急に真顔で見てくるから、なんだと思った

次の瞬間、しにがみがいつもとは思えないスピードで後ろに回り込み、口を布のようなもので抑えてきた

布を出す素振りすら見られなかったから、後ろに来たときは驚いた

押さえられてなんだか意識が遠のいていた

もしかして布になにかついているのか……？

いや…そんなことより…

しにがみ、泣いてる？

ついに耐えきれなくなり、僕は意識を失った

目を覚ました先にはしにがみと、全身黒い男がいた

部屋には電気がなく、暗かった。

その上、僕は椅子に縛られていて、身動きがとれない

部屋のドアから、しにがみは出た

頭が色々なことで沢山になった

しにがみが……殺し屋…？

そう言うと、黒い男は僕に向かって包丁を向けてきた

包丁は今にも喉に付きそうな距離だ

この会社に、僕のことを殺そうとしている人がいる…？

それなら、殺し屋…に入ったほうがいいのかもしれない

しにがみがどうして殺し屋なんかに入ったのかも気になるし、僕のことを殺そうとしている人も気になる

それじゃあ…

入らないとどうなっていたか気が知れないから

黒い男の人は、僕に向けていた包丁を下ろした

その後黒い男の人は、僕の椅子の縄を解き、しにがみが出ていったドアから歩いていった。 僕も黒い男の人について行く。