錆兎
半年で、ようやく男の顔になったな
炭治郎
今日こそ勝つ!!
正面からの勝負は、単純だより速く、より強い 方が勝つ
一瞬で、勝負は決まった
この日、この瞬間初めて、 俺の刃が先に、錆兎に届いた。
シャキンッ
香月 咲
あっ!...
俺が勝った時、錆兎は笑った。 泣きそうな、嬉しそうな、安心したような
笑顔、だった
真菰
よくやったね、炭治郎
今のを、忘れないで
今のを、忘れないで
真菰
勝ってね
真菰
アイツにも...
気づくと錆兎は消えていて、
錆兎の面を斬ったはずの俺の刀は、 岩を、斬っていた。
炭治郎
ハッ
ザク、ザク、ザク、ザク
鱗滝さん
お前らを、最終選別に行かせるつもりは、なかった
香月 咲
...
鱗滝さん
もう、子供がタヒぬのを見たくなかった。
お前らに、あの岩は斬れないと、思っていたのに..
お前らに、あの岩は斬れないと、思っていたのに..
鱗滝さん
よく、頑張った
鱗滝さん
炭治郎、咲。
お前らは、凄い子だ...
お前らは、凄い子だ...
炭治郎
....
香月 咲
よく、頑張ったね~
鱗滝さん
最終選別、必ず生きて戻れ
儂も妹も、此処で待っている
儂も妹も、此処で待っている
髪を切り終えると、鱗滝さんがお面をくれた
厄徐の面という 悪いことから、守ってくれるそうだ
そして、眠り続ける禰豆子は、連れて行けないので 鱗滝さんに、預かってもらう
炭治郎
鱗滝さん、行ってきます!
香月 咲
行ってきます!
鱗滝さん
咲、ちょっと待っててくれないか?
香月 咲
はい
香月 咲
炭治郎、先に行ってて
炭治郎
うん!
炭治郎
錆兎と、真菰に、よろしく!
鱗滝さん
炭治郎、なぜお前が...
鱗滝さん
タヒんだ
あの子たちの名を知っている
あの子たちの名を知っている
香月 咲
何ですか?
鱗滝さん
咲、お前、何者だ
香月 咲
えっ!?
鱗滝さん
そこらの人間じゃあ、無いだろ
香月 咲
...
香月 咲
最終選別に帰って来てから、お話します
では、行ってきます。
では、行ってきます。
スッ
鱗滝さん
...







