TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

この世界では

あらゆる事が数値化される

おはよう

澪(ミオ) 好感度・85(±0) 見た目・79(−2) 知能数・75(+2)

亜美

澪、相変わらず好感度高いね!!

紗良

(亜美だって、充分高いのに…)

亜美(アミ) 好感度・80(+3) 見た目・75(±0) 知能数・69(±0)

紗良

(いいな…)

紗良

(だって、わたしは…)

机のタブレットに触れる

紗良(サラ) 好感度・39(−2) 見た目・41(−1) 知能数・83(+2)

紗良

(みんなより高いのは、知能数だけ…)

紗良

(それだって、毎日遅くまで勉強してやっとなのに)

でも…

亜美

どうしたのー?

昨日は、見た目80超えたのにな…

亜美

いいじゃん。それくらい

そうだけど…

ニキビのせいかな?

亜美

そんなのある?

ちらりと横目で澪を見る

紗良

(そんなの、あるかな?)

紗良

(いつも通りに見えるけどな…)

おでこに、一つだけ…

亜美

あ、本当だー!
小さいニキビが一つある

亜美

えー!?
これだけで?

機械には、
嘘つけないね?

亜美

本当に

紗良

(本当に、そう…)

教室の入り口にある AIを見つめる

紗良

(あの機械が出来てから)

紗良

(嘘一つ、つけない…)

あらゆる全ての事は

数値化されるから

亜美

どうしよう!
教科書忘れた…

隣のクラスから、
借りてきたら?

亜美

そうする

先生には言うの?

亜美

ごめん…。
黙ってて?

わかった

紗良

(ムダなのにな…)

先生には 生徒のウソがわかる

この世界では ウソも数値化される…

紗良

(まあ、わたし達には見えないけどね?)

紗良

(個人情報だし)

お昼休み

紗良。お昼ご飯、一緒に食べよう?

紗良

…いいの?

当たり前じゃない

わたし達、
同じクラスでしょ?

紗良

ありがとう

紗良

(きっと、好感度を上げるため)

紗良

(そう分かってても、やっぱり嬉しい…)

亜美

紗良ってさー

紗良

…なに?

亜美

見た目数、
低いねー?

ちょっと!
そんなこと言わないの!

紗良

…平気だよ?

紗良

みんな知ってるし

亜美

メイクとか、
ちゃんとしてる?

紗良

…してない

紗良

だって、校則違反じゃない

ウソが分かるこの世界で

校則違反なんて出来ない

亜美

ベースメイクくらいなら、バレないよー

亜美

澪だって、してるよね?

してるけど…

亜美

これ、いいよー!

亜美

あ!澪も使う?

わたしは止めとく。
肌弱いの

日焼け止めも、敏感肌用しか使えないんだよね?

亜美

そうなんだ…

紗良

大変だね?

紗良

澪、肌弱いんだ…

紗良

日焼け止めも、敏感肌用しか使えないくらいに…

澪の知能数は 少しずつ上がっている

紗良

わたしが澪に勝てるのは

紗良

知能数だけなのに…

紗良

お母さん…

紗良

ちょっと、借りるね?

母のドレッサーから 日焼け止めを持ち出す

紗良

ごめんね…

紗良

ちょっとだけ、だから

翌日

紗良

1番に、登校できた

紗良

今なら、誰も居ない…

AIだけが教室にいる

紗良

(少しだけ、ほんの少しだけ…)

クラスの平均値を 下げたかった

昼休みだけ誘う澪が 少し苦手だった

紗良

(澪の机に…)

紗良

(この日焼け止めを入れておくだけ…)

紗良

(間違えて使うかは、本人次第…)

ドキドキする…

紗良

悪いのは、
わたしじゃない…

紗良

そろそろ、みんなが来る時間…

緊張をおさえ 自分の席につく

紗良

(澪、困るよね?)

紗良

(どうしよう…。やっぱり、やめようかな?)

その時だった

…おはよう

紗良

澪!

紗良

ど、どうしたの!?

澪の肌は酷く荒れている

わからないの…

朝起きたら、
肌荒れがひどくて…

澪(ミオ) 好感度・74(−11) 見た目・40(−39) 知能数・76(+1)

え…?ウソ…

あーあ。澪って、見た目が1番だったのにな…

紗良

大丈夫だよっ!

紗良

だって、わたしよりはマシだもの…

紗良

ほ、ほら!

紗良(サラ) 好感度・69(+30) 見た目・61(+20) 知能数・78(−5)

紗良

…あれ?

紗良

昨日より、
上がってる…

紗良

(ベースメイク使ったから?)

ほら、やっぱりね…

亜美

おはようー!
どうしたのー?

亜美

って、澪!?

亜美(アミ) 好感度・75(−5) 見た目・80(+5) 知能数・59(−10)

亜美

どうしたの!?
その顔!!

朝起きたら、
こんな風に…

紗良

騒ぎの中

澪の机から 日焼け止めを取り出す

紗良

(澪、ごめんね?)

紗良

(わたし、なんて事しようとしたんだろ…)

自分のしようとした事が 急に怖くなった

お昼休み

亜美

もう、澪!
機嫌直してー?

…無理だよ

わたしには、
見た目しか無いのに…

紗良

そんなことないよ!

紗良

澪は優しいもの!

…じゃあ、違うね

紗良

え?

ううん。
なんでもない…

紗良

(なんだろう?)

紗良

(今の…)

放課後

紗良

(気にしてる間に、放課後になっちゃったよ…)

紗良

さあ、帰ろ…

「アンタでしょ?」

「なんの事?」

「全部、わかってるんだからね!?」

紗良

ケンカ…?

声のする廊下に出ると

亜美

何すんのよっ!!

紗良

亜美、どうしたの!?

廊下には 水をかぶった亜美が居た

化学の授業で使った硫酸だよ?

それをかけてあげたの…

亜美

う、うそ…!

薄めてあるから、大丈夫

紗良

なんで、そんなこと!?

朝の数値で、気づいたの…

知能数が大幅に下がったのは、悪い事をしたから

わたしの日焼け止めを変えたのは、紗良じゃなかった

それなら犯人は、亜美しか居ないよね?

この作品はいかがでしたか?

310

コメント

2

ユーザー

近未来をイメージしました! すごい技術ですが、誰にも見られたくないですね😅

ユーザー

細かく数値が分かるなんてすごいですよねー…

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚