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私の彼氏は〝束縛彼氏〟

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私の彼氏は〝束縛彼氏〟

5 - 私の彼氏は“束縛彼氏” 5話

♥

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2020年05月05日

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和side

和也

あ゙ーっくそっ!!!

イライラしすぎてリビングのドアを乱暴に開ける。

バタンッ!

和也

マジで、ムカつく、あいつ

俺の…、俺の

真菜を奪いやがって…

しかも、俺が居る前で堂々と

和也

真菜も真菜だよ!

和也

何であいつなんかの言うことを…

和也

あー!マジでイライラする!!!!

何もやる気がしない、ただ、無性にイラつきだけがずっと残ってる。

ガラン、とした家の中、仕方なくベッドに寝転がる。

和也

……

確か…“翔”とか言ってたよな

真菜と同じ会社で……

和也

あー、そうだ!いいこと考えた

俺はベッドの傍に置いてあった携帯を手に取り“ある人”へ電話をかける。

和也

…もしもし?俺、今暇?ちょっと、お願いがあるんだけど、いい?

フフッ

翔とか言う奴、笑っていられるのは……

今のうちだけだからね――…?

真菜

お…、お邪魔します…!!

あれから数時間後、和の元に帰すわけにはいかないって言う翔に連れられて来たのは翔の住んでるマンション。

ふはっ(笑)そんな緊張しなくてもいいから!

緊張する私に向かって翔はお腹を抱えながら笑っている。

真菜

ちょっ!笑うなんて酷いじゃんか!

ハハッ(笑)ごめんごめん!

困ったような表情しながら不意にポンポンッて頭を軽く叩いて、部屋へと案内する。

翔ってたまに意地悪だけど優しいよね

まるで、私が大好きだった… “昔の和”みたい

―…?どうかしたか?

真菜

ううん!!何でもない!

そーか?じゃ、いーけど…

それから、リビングに足を運べば雑誌や上着などが散らばっていた。

真菜

翔(笑)リビングが凄い事に(笑)

ちょっ!!俺は片付け苦手なんだよ!悪いか!

真菜

いやいや、悪いとまで言ってないから

会社では何もかも完璧ですごいなって思ってたけど“片付け”っていう苦手分野あったね(笑)

しかも必死になってる姿がいつも会社でみる翔と全然違って、なんか可愛い、って思えたり(笑)

真菜、ここ一応俺の寝室ね

次に入ったのはシンプルな部屋で1人用のベッドに机、クローゼットが置いてあるだけ。

真菜

今、思ったけど、ベッド1つしかないよね?

あったりまえじゃん!1人暮らしだし(笑)

真菜

私、寝るとき…どーすればいい?

あー!そう言う事ね!

いかにも“忘れてました~”って顔で言う翔。

俺がソファで良いよ風邪ひくだろ

真菜

いやいや。私がいきなり来んだし!私のでしょ?ソファで寝るのは!

いや、でも俺が勝手に連れてきたんだし

真菜

でも…、翔も風邪引いたら困るし

じゃあ一緒に寝る?(笑)

翔……、貴方今、なんて言いましたか?

真菜

……、今、言ったのって、、

え?言ったまんまじゃん?(笑)

だってお互いソファで寝たら風邪ひくでしょ?ならいっそのこと2人ともベッドでいーじゃん

まるで他人事かのようにサラリとそう言う翔。

いや、私、一応……“女”なんですけどね?

しかも、さ、翔のベッド一人用だろうし、絶対狭いでしょ!!

なーに面白い顔して(笑)安心しろって!一緒に寝ても襲わねーから!

真菜

は、はあ!?お、襲うって、

何、襲って欲しかったとか?(笑)

真菜

ばか!!!そんなわけないじゃん!!//

ふはっ、ジョーダンだっての(笑)

それに、俺のベッド見てみ?結構広いから2人で寝ても大丈夫だよ?

そう言われ、翔のベッドへ行けばそこには一人用にしては大きすぎるベッドが1つ。

真菜

ほんとに大きいね

だから言ったろ??(笑)嘘言わねーよ(笑)

翔side

チュンチュン

ふぁーっ…もう朝か

今日は珍しく目覚ましもなく目が覚めた。

俺…朝弱いはずなんだけどなぁ

なんて思いながら枕元にある時計見たらまだ6時。

今日は仕事が休みの日だからゆっくりできるな

ふと、真横を見れば気持ちよさそうに眠っている真菜の姿。

昨晩は結局あの後一緒に寝ることになって、そのまま寝ちゃったんだよなぁ

クスッ当分起きそうにねーな(笑)

俺はそっとベッドから出る

真菜

ん…ゃ…め…か…和…

真菜?

さっきまで気持ちよさそうに眠ってたのに… 今度は何か寝言言ってる?“やめて”って聞こえたけど

アイツにやられている夢でも見てんのか?

目から涙が少しで出るし。。。

俺は再びベッドの傍へ行き自分の服の袖で真菜の涙をそっと拭い

大丈夫、俺がいるから…

眠っていて聞こえないだろうけど真菜にそう優しく声を掛けポンッて優しく撫でる。

さて、起きちゃったことだし、コーヒーでも飲んで一息ついてよっかな~

和side

和也

ふぁー……

朝が来た、でも真菜はいない、どうせあいつのとこだろうけど

その時携帯に着信が入る、例の“あの人”からだった。

和也

…もしもし?

???

あ~出てくれてよかった。朝早いからまだ寝てんのかと思った(笑)

和也

俺、そんな朝弱くないけど?

???

そうだったっけー?まぁ、おいといて、昨日の“お願い”のことだけど…

和也

ぁ、覚えててくれたか

???

本気なの…?ニノ

和也

何今更言ってんの?ってか嘘何か言うわけねーじゃん

???

でも…やっぱ…考え直したほうが…

和也

それは無いね。やってくれるでしょ?

???

ハア。分かったよ。ニノには昔の仮があるし…

和也

それでこそ友達だろ?今日暇か?

???

へ?あ、うん

和也

じゃあ俺の家来て?待ってるから

???

今から!?ご飯食べてないんだけど!!!

和也

じゃあご飯食べてからでいいから来いよ?絶対に

???

分かった分かった。じゃーね

プツン

和也

さーってと、まだ来ないだろうから、俺もご飯食ってねーからパンでも食うか~

真菜

ん?

真菜

え?!

目が覚めたのと同時にいつもと違う景色に戸惑う私。

真菜

ぁ、そうだった…ここ翔の家だった

和…1人で大丈夫かなぁ?

ハッ!何で和の事考えるんだ?私…

真菜

携帯?

チカチカ光ってる私の携帯。

そう言えば…全然見てなかったかも…

携帯を開くと着信とメールを合わせて軽く100件近く……

電話もメールもほとんどが和からので、和以外の何て5件ほどしか来ていなかった。

真菜

やっ!

怖くなって思わず携帯をその場から落としてしまった。

カシャンッ!

か…和。怖い…怖いよぉ…

その時、翔が部屋の中にタイミング良く入ってきた。

おはよってどうした?顔が真っ青だけど…

翔は心配そうに顔を覗き込む。

真菜

翔…あのね…和、が…

!?あいつがどうかしたのか?!

真菜

さっき…携帯が光ってたから中見たら…和からの着信やメールが有り得ないほど沢山来てて…私、怖くなっちゃって…

カタカタと震える私の身体…翔はそれを包み込むように優しく私を抱きしめた。

数分後

真菜

しょ…翔?

翔は抱きしめた腕をなかなか離そうとしない。

真菜

ぁ……あの

ぁ、ごめん。苦しかったか?

翔は慌てて抱きしめていた腕を離す。

真菜

あ…そうゆう訳じゃなくって…

とりあえず、あいつのことは一旦忘れよ?な?

真菜

う、うん

ほら、朝ご飯あるけど食うか?っといっても俺料理出来ないからトーストぐらいしか無いけど…

真菜

翔、料理できないの!?

悪いか!///

真菜

あははっ翔顔赤~ぃ(笑)

うっうるせっ///

私の彼氏は〝束縛彼氏〟

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コメント

18

ユーザー

続きみたい!後、新作ストーリー、雅紀さんと映画、貧血にご用心、翔ちゃんの新しい趣味、大型テレビ争奪戦、水族館改造プロジェクトを投稿したので、是非見てください!!

ユーザー

今回も面白かった! また、次回を待ってま~す!

ユーザー

続きがめちゃくちゃ楽しみ!

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