今日の授業は終わりをむかえた

外に出ると

小雨のような

綺麗な雨だった。

しばらく走っていると

躓いた

ﾊﾞｼｬｯ

泥と雨水でびしょびしょ

お互いの顔を見た

濡れてピッタリとくっついた髪

馬鹿みたいな顔

何かが俺をくすぐった

1週間ほど前の俺には

とてもありえない光景

誰かがいる

心配してくれる

しょうもない事で笑っている

人間って

変わるんだなぁ＿＿

まぜ太宅

うん

テレビつけよ。

ｼﾞｬｧｧｧｧｧ（シャワー）

明日、

もうここにはいない

やっとやっと

見苦しい世界から解放される

ｼﾞｬｧｧｧｧｧ

うちのシャワー壊れた

バタンッ

ドアが閉まった

夜の匂い

結構好きなんだよな

日が暮れてから

外に出た

行く当てもなく駆け回ると

隣町まで来ていた

人ノ声

車ノ音

信号ノ点滅

誰カの足音

夜の

音

ここにいても

何も、変わんないから

家に帰って

いつも通り

明日を迎えよう

こんにちは

彼らの最期まで

あと1日＿＿

になってしまいました。

あ、僕の事は好きなように呼んでください

それにしても

この様子だと、気づかなさそうですね…

死んでしまうのでしょうか

残念

仕方ない現実ですね…。

さぁ、

僕らには何も出来ません

彼らの人生は彼らに架かっています

まだ時間はあります

希望はまだあります

願いを込めましょう

彼らが、気づくように。