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色々会って見るの遅れてしまいました..( ; ; )今6話からみてきました✨ すおちゃんが上着を掛けてあげるシーンにとても愛を感じてしまいました...別れたはずなのにお互いにまだロック画面はツーショット...尊過ぎます...ことはちゃんはいつも良い声掛けをしてくれますね..☺️
ことはの『桜、弱くなったわねぇ…』この言葉がすごく深くていい意味でも悪い意味でも捉えられてほんとに考え深いです🥹 未練タラタラなふたり。愛おしいようで切ない!!! これからどんな風になるか楽しみです🥺
あれ、すおさん素で無くしたんだw
会社からヘトヘトになって帰った後、 俺はカバンの中身をガサッと 取り出し、 ゴミ箱へ放り込んだ。 もうこの家に居る奴は 俺一人なんだ。 こんな大々的に捨てても大丈夫だろう。
桜
桜
ふと脳裏へと出てきたのは このタバコを吸いベランダの星空を見上げる蘇枋。 その綺麗で消え入りそうな お前をいつも静かに眺めていた。
このタバコを吸えば、 俺は蘇枋の何かがわかる気がして、 ライターを取り出し ベランダへと出た。
桜
桜
タバコを吸うのはこれで初めてだ。 初めて、 ということもあり タバコとライターを持つ手が 少し震える。 蘇枋も初めては、 こんな感覚だったのだろうか。
少し震える手で、 タバコにライターを近ずけた。 カチッと鳴り、 暖かな灯りがボウッと輝き 静かな小さい光を放った。
タバコを口に着けて吸うのは、 蘇枋の見よう見真似でやって見た。 夜風は俺をつきぬけて タバコの煙は 俺の周りを鬱陶しく纏った。
桜
初めて吸ったタバコは、 煙臭いし 苦さが口に広がるしで 最悪なものだった。 だけど 何処か、それらは蘇枋を連想させ、 俺の心を落ち着かせた。
桜
口から煙をフゥっと 思いっきり吹き出し 蘇枋との思い出に浸った。
桜
桜
桜
ベランダに立ち、 タバコを吸っている お前の匂いがする。 それだけで、 俺はこのタバコを 無くなってしまうまで吸い続けた。
蘇枋
喫煙所にて、 そう1人騒いだのは タバコをなくした間抜けな俺 どうして無くなったのかも 検討はつかず、 盗まれたとしか考えるしか無かった
落とさない様な場所に もっていたのに、 その場所には無いタバコ。 何処かの泥棒猫にでも 取られてしまったのだろうか...
蘇枋
蘇枋
タバコの事には 区切りをつけ、 喫煙所を後にした。 幸い喫煙所に人はおらず、 1人声を出したのは 聞かれていなかっただろう。
その事に心底安心した。 先程貰った新しいお茶を タバコの代わりとし口に含みながら 周りの景色に目を移した。
ことは
俺の背中をバシバシ叩きながら 笑顔でことはは、俺に 喋りかけてきた。 懐かしく、 美味しそうな珈琲の匂いに 腹がなりそうになった。
桜
ことは
ことは
ことは
桜
ことは
ことは
桜
ことは
ことは
確かに頼もうとしていた物は オムライスと珈琲だが、 どこか納得行かなくて、 ドスッとカウンター席に座った。
ことは
桜
すぐそこで料理をしながらも、 ことはが喋りかけてきた。 急な恋人という単語に 驚きながらも 顔に熱が昇ってきて 半ば叫ぶ様に返事を返した。
ことは
声からわかるニマニマ顔の ことは手を口に添え 今すぐにでも俺を揶揄ってきそうだ。 そんな仕草にちょっと イラッとしながらも キッチンから香るいい匂いには 勝てなくて、 無性にイライラした気持ちは 落ち着いた。
ことは
桜
ことは
桜
桜
桜
自分から振ったくせに 残るのは後悔ばかりで、 この好きという気持ちは いくら月日がたっても消えなくて、 自分の目が少し潤んだのが分かった。
そんな俺にことはは 何か言いたげだったが、 グッと全部飲み込んで 俺に一言だけ放った。
ことは
桜
ことは
言いたいことを全部飲み込み、 一言弱いと 俺に向かって言ったよなことはの顔は、 どこか寂しそうな笑顔だった。