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青
保健室の先生
青
体に当たる柔らかい布の感触、目に入る白い天井
保健室に連れて来られたらしい
は、何?
急になんなん、
青
保健室の先生
青
保健室の先生
何も知らない先生の口から出る体育教師の名前
分かっていたのに少し期待をしてしまっていた
青
保健室の先生
青
保健室の先生
保健室の先生
青
青
保健室の先生
保健室の先生
青
保健室の先生
保健室の先生
青
保健室の先生
青
青
保健室の先生
青
ガラガラガラガラッ
教師
教師
青
教師
青
自分の席に着き、何事もなかったかのように授業を受ける
自分に集まる冷たい視線を感じながら
休み時間、教室のあちこちからひそひそとした話が聞こえてくる
倒れたとかやばw
冬だぞw
授業サボりたかったんじゃない?
うわーw
反論したくてもできない
授業をサボりたかった訳じゃない
けれど、じゃあどうして倒れたのかと聞かれると答えられない
自分でも分からない
保健室で話した通り寝不足も1つの原因だっただろう
でも、倒れる前に、はっきりと自分が見えた
楽しそうに笑っている自分
あの頃の自分が
あれは何だったんだろう
本当にそこにいるみたいだった
手を伸ばせば、届きそうなほど
しまいには消えてなくなってしまったけれど。
なぁ、お前らもそう思うよな?
桃
さとみくんの戸惑ったような声を聞きながら机に伏す
あの光景が、僕の頭からずっと離れなかった
キーンコーンカーンコーン
今日の終わりを告げるチャイムが鳴る
今日はひどく疲れた
まあ、それでも夜は眠れないんだろうけど
青
青
いくら待っても誰も来ない
普段なら屋上に呼び出されるんだけど
4人の方を見れば、集まって何かを話している
帰っていいのか?
帰っちゃだめなのであれば教室から出るときに止められるか、
青
我慢もできないし、お手洗いに寄ってから帰ろう
赤
僕が立ち上がると莉犬くんが声を上げる
が、それ以上何か言ってくることはなかったため無視して教室を出る
個室に入り鍵を締める
そしてバッグの内ポケットに突っ込んであるモノを引っ張りだす
青
早く切らないと気がおかしくなりそうだ
カチカチカチ...
青
刃を出し腕をなぞると血が流れ出る
かなり前から既に僕の腕は傷で埋まっている
切り傷、噛み跡、引っ掻き跡、痣
腕だけじゃ満足しきれなくて、もうとっくの前に他の箇所にも手を出している
腕、足、首
どこも傷だらけ
そんな自分も気持ちが悪かった
が、この傷が僕を生かしていると思うと嬉しくなる
青
だから、最近は各箇所にできた傷口を深くえぐるように切る
短所をあげるとすれば時々血が顔や他の場所にかかること
ま、別に気にしないけど
しばらくしてウェットティッシュをバッグから取り、傷に当てる
すぐにウェットティッシュは僕の血に染まる
2.3枚使ってそれをバッグに突っ込むと鍵を開け外に出る
赤
青
個室から出ると目の前に莉犬くん
僕をつけにでも来たんだろうか
赤
青
少しだけ待ってみたがどこかに呼び出されるような雰囲気はない
何か言いたそうな顔はしているけど
待つだけ無駄だと思い出口へ向かう
赤
青
赤
赤
青
言いたいことがあるなら言えばいいのに
別に何を言われても何も思わないし
僕は別に構わない
無理に聞き出す必要もないから方向を改め再度歩き出す
莉犬くんが、心配でもしているような瞳でこちらを見ていた
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