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天 使 の 鬼 の は な し ໒꒱· ゚

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天 使 の 鬼 の は な し ໒꒱· ゚

30 - 第2️⃣5️⃣話 き ょ う ふ

♥

9

2026年01月06日

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倉庫に足を踏み入れた瞬間空気が重く沈んだ。

息がしずらい。壺が並べられている倉庫。

中身を見なくてもまともじゃないことだけは分かる。

ひとが…半殺しの状態で刀を刺されて詰められている。

声は出た。でも自分でも分かるくらい弱い。

なに…してるの、ここで

玉壺

ふん

玉壺は振り向きもせず壺の前に立った。

玉壺

“なにをするか”じゃない

玉壺

“なにが出来ないか”を教えて
やる

その声だけで背中がぞくりとした。

(あれ…)

怒鳴ってもいない。威圧もしていない。

なのに足が一歩も動かない。

玉壺は迷いなくひとに刺さっている刀を回した。

う"あ"ああぁ!!

当たり前だが、苦痛の叫びが響く。

…っ

思わず視線を逸らした。

…やめて

玉壺

見るなと言われたら見たくなる

玉壺

助けられそうなら助けたくなる

淡々とした声。

その“したくなる”がお前の首を絞める

…やめてってば!!

言ったつもりだった。でも声になっていなかったかもしれない。

玉壺が初めてこちらを見た。

玉壺

なんだ

玉壺

否定するのか?

玉壺

私の作品を

視線が合った瞬間息が止まった。笑っているのに感情がない。

玉壺

ああ、その目とてもいい…

玉壺

否定したいのに出来ない目!!

一歩近づいてくる。ただそれだけで背中が冷える。

玉壺

怖いなら黙れ

玉壺

黙れないなら覚悟することだ

喉がひくりと鳴る。言い返したい。でも体が言うことをきかない。

玉壺

人間に情を向ける鬼はな

耳元で囁くように。

玉壺

1番に死ぬ

…!!

圧がかかる。殴られていない。触れられてもいない。

それなのに膝が落ちる。

こいつは…狂ってる。

(何なのこいつ…)

玉壺

いい反応だ

玉壺

今のがオーラさ

少し離れ見下ろす。

玉壺

これに逆らうには感情を燃やすのではない

静かに残酷に。

玉壺

感情を捨てるんだ

るなは唇を噛んだ。やだ。怖い。逃げたい。でも――

(半魚人なんかに…)

(まけたくないし!!)

その微かな反抗心を玉壺は見逃さなかった。

玉壺

いい目だ

口元だけが歪む。

玉壺

壊しがいがある

玉壺

安心しろすぐ慣れる

背を向けながら冷たく言い捨てる。

玉壺

恐怖にな

そう言って笑った。

天 使 の 鬼 の は な し ໒꒱· ゚

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