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#暗め
最近、おかしい。 ○○ちゃんは机に突っ伏しながら小さくため息をついた。
久々知兵助
○○
久々知兵助
そう答えたものの、全然大丈夫ではない。 頭の中に浮かぶのは、あの人ばかり。 優しく笑う顔。 心配してくれた時の声。 任務で褒めてくれた言葉。 そして一緒に過ごした時間。 気づけば伊作のことばかり考えている。
昼休み。 ○○ちゃんは一人で廊下を歩いていた。 その時、向こうから見慣れた姿が。 伊作だった。
○○
目が合う。 それだけでもどきどきする。
善法寺 伊作
○○
それだけのやり取り。 本当にそれだけ。 なのに伊作が通り過ぎた後も胸の鼓動は落ち着かなかった。 ○○ちゃんは立ち止まる。 そして胸に手を当てる。 どうしてこんなに嬉しいんだろう。 どうして顔が熱くなるんだろう。 どうして目で追ってしまうんだろう。 その答えは、ずっと前の心の中にあった。 ただ認めるのが怖かっただけだ。
○○
ぽつりと呟く。 その瞬間。 胸の奥が少しだけ苦しくなった。 でも同時に、すとんと腑に落ちる。 そうだったのだ。 憧れだと思っていた。 尊敬だと思っていた。 けれど違った。 私は、伊作先輩のことが好きなんだ。
気づいてしまうと、今度はまた別の悩みが出てきた。
放課後。 伊作は六年生。 ○○ちゃんは五年生。 学年、経歴も違う。 それに伊作は誰にでも優しい。 自分だけが特別という訳では無い。 もしかしたら迷惑かもしれない。 そもそも相手は先輩だ。 告白なんて出来るわけない。 考えれば考えるほど弱気になる。
○○
その帰り道。 偶然、伊作と会った。
善法寺 伊作
善法寺 伊作
心配そうな顔。 その表情を見た瞬間。 また胸が苦しくなる。 優しい。 本当に優しい。 だから好きになってしまった。 でも、だからこそ言えない。
○○
善法寺 伊作
そう言って去っていく。 ○○ちゃんはその背中を見送った。 夕日に照らされた後ろ姿。 その姿が見えなくなるまで目が離せなかった。
○○
誰にも聞こえない声で。 けれど、その想いだけは確かだった。 伊作先輩が好き。 初めて自覚した恋心。 それは温かくて、少しだけ切ないものだった。 そして○○ちゃんはまだ知らない。 もうすぐ始まる五年生対六年生の訓練が、この恋を大きく揺らすことになるのだったーー。
コメント
1件
美月ゆめかです〜!🌸 第18話読んできたよ〜! あああ、もう○○ちゃんの「好き」に気づく瞬間が甘酸っぺえ〜😭💕 机に突っ伏してるとこから始まって、伊作先輩の優しい顔が頭から離れないって描写にキュンが止まらんかった…!「憧れだと思ってた」けど違うって気づく流れ、すごく丁寧でエモいよ…。 それでいて「学年も経歴も違う」「誰にでも優しい」って現実突きつけられて苦しくなる感じ、恋のリアルすぎて泣ける🥺💔 最後の「五年生対六年生の訓練」の伏線も気になりすぎる!次話超楽しみにしてるね〜!✨