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6 - 第6話 告白の答えは

♥

30

2025年03月15日

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○○

ん....

○○

朝...?

○○

いたたっ...

○○

頭ガンガンする...

○○

それに...
気持ち悪い...

○○

ていうか...

○○

ここ...どこ?

○○

昨日は確か、仕事が終わって

○○

打ち上げに参加して

○○

それで...

○○

だめだ、その後の記憶がない...

○○

絶対飲みすぎて迷惑かけたやつじゃん...

○○

終わった...

○○

今何時だろう...

○○

12:30!?

○○

やば...え...今日たまたま大学もバイトも休みだからいいけど...

○○

いや良くはないんだけど...

○○

うーん...

あたりを見回していた○○はベッドの隣のサイドテーブルに紙が置いてあることに気づく。

○○

何だろうこれ?

○○

「 大好きな○○ちゃんへ
起きたかな?
おはよう
そこは僕の家だよ
昨日君がすごく酔ってたみたいだから、介抱してあげたの
22:00ぐらいには帰れると思う
大好きだよ
 りんより」
って...え...?ここりんくんの家なの!?

○○

は、早く帰らなきゃ!

○○

私もメモ残して行くか

○○

えっと...

○○

○○

あ、待って

○○

鍵ないじゃん

○○

戸締まりできないじゃん

○○

帰れないじゃん...

○○

りんくんが帰ってくるまで待つしかないか...

りん

○○ちゃん、起きた〜?

○○

起きました
おはようございます

りん

おはよう

○○

あの...
昨日はご迷惑をおかけしたようで...すみませんでした

りん

ん〜?
全然大丈夫だよ〜!

りん

昨日の○○ちゃんすごいかわいかったし

○○

かわいかった、ですか...

りん

うん
ぽやぽやしてた笑

○○

ぽやぽや...

りん

あ、ごめん
もう仕事に戻らなきゃ

りん

僕が帰るまでゆっくりしてていいからね!

○○

はい...
ありがとうございます...

○○

お仕事頑張ってください

○○

さてと...
何をするか...

○○

体調悪すぎるし、もう一回寝ようかな...

○○は再び眠りにつく。

○○

んー...

○○

だいぶ楽になったかも...

○○

今は...20:00か

○○

りんくんが帰ってくるまであと2時間あるな

○○

何しよう...

○○

あ、そうだ
食材があれば夜ご飯作ろう!

○○

よし、材料あるね

○○

今日はお魚でいいかな?

○○

それにしても...この家いい匂いだな...
アロマでもたいてるのかな?

○○

りんくんの匂い感じたことなかったけど...

○○

近くで嗅いでみたら分かるのかな...?

○○

....

○○

...料理に集中しよう

○○

○○

できた!
りんくん喜んでくれるといいな〜

ただいま〜

○○

あ、りんくんが帰ってきた!

りん

ただいま!

○○

おかえりなさい

りん

なんかいい匂いするね?

○○

あ、夜ご飯作ったんです

○○

もし良かったら...

りんの目が輝く。

りん

ほんと!?
僕お腹空いて死にそうだったから、めっちゃ嬉しい!

りん

ありがとう、○○ちゃん!

りんが○○に抱きつくと、○○の顔が赤くなる。

○○

え、あ...いえ...

りん

もう、ハグしただけで赤くなっちゃうの?

りん

かわいいなぁ

○○

...

りん

昨日あんなことしたのに...

○○

え...?あんなこと...?

りん

あれ、もしかして覚えてない?

りん

悲しいな〜

○○

ご、ごめんなさい...

りん

ううん
気にしないで

りん

君は酔ってたんだから仕方ないよ

○○

その...それで...あんなことって...?

りん

気になる?

りんはいたずらっぽく笑うと、○○の頬を撫でる。

○○

...!
き、気になります...

りん

じゃあ教えよっかな〜

りん

でもな〜

りん

ま、いっか

りん

教えてあげる

りんは○○の唇を人差し指でトントンと叩く。

りん

キスだよ

○○

えっ...?
(キス?どういうこと?冗談だよね?)

りん

嘘でしょ?って顔してるね

りん

でも、本当なんだな〜

りん

だって僕がここで嘘つくメリットなんてある?

○○

それは...
(ないかもしれないけど...)

○○

(てことは私...)

○○

(知らない間に...)

○○

(ファーストキスを奪われた...!?)

りん

○○ちゃーん?

○○

は、はい!

りん

どうしたの?
そんな顔して

○○

い、いえ...その...
ファーストキス...奪われちゃったなって...

りん

え?

りん

まさか初めてだったの?

○○は静かに頷く。

りん

そっか...
それは悪いことしちゃったね...

口ではそう言いながら、りんの口元には微かな笑みが浮かんでいる。

○○

いえ...

りん

責任取らせて...?

りんは○○の両手をとり、お願いするような眼差しを向ける。

○○

責任...?

りん

うん

りん

僕と...

りん

りん

付き合ってくれませんか?

○○

え...?

りん

急にびっくりしたよね?

りん

返事はゆっくりでいいから...

○○

...はい

重い空気が流れる。

○○

と、とりあえずご飯食べましょう!

りん

そ、そうだね!

りん

○○ちゃんが作ってくれたご飯、楽しみだな〜

いただきます

○○

ど、どうですか...?

りん

んー!美味しいよ!

りん

家にあるものだけで、こんなに美味しいものが作れるなんて...

りん

○○ちゃんは天才だね!

○○

そんなそんな...
ただレシピ通りに作っただけですから...

りん

それでもすごいよ
盛り付けも綺麗だし

りん

こんなのが毎日食べられたら幸せだろうな〜

○○

え...?

りん

あ、いや...
今のは忘れて!

○○

は、はい...

○○

それでその...

○○

さっきの告白の答えなんですけど...

りん

...うん

○○

私も...付き合いたいです

りん

え...

りん

てことは...

りん

OKってこと...?

○○

はい...

りんの顔が喜びに満ちる。

りん

本当にありがとう!!

りん

絶対絶対幸せにするからね!

そうして2人は付き合い始めた。

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