お疲れ様です!
リクエスト第2弾
今回はatmzのキスがテーマ
まぁ、イチャイチャとほぼ変わりませんが
ぬいぐるみ、また皆無です
許してください
あともう少しリクエストを頂いているので
それが終わったら前に告知していた
『ぼくはぬいぐるみ』を書こうかと思います
今回の作品あんまり自信ないですが
♡くれたら嬉しいです!
前回のakprも沢山♡ありがとうございます!!
主のakpr伸びないのに、びっくりでした
今回ほぼ語り、ごめんなさい
昨日飲みまくったせいか
まだ眠たい目を擦りながら歯を磨くと
後ろからakが来てこう言われた
『少しだけ2人の時間が欲しい』
昨日の話があったから
そう思ってくれる事が嬉しかった
mz
俺の思い込みでprちゃんも不安になってるし
ここで何か進展があれば何か変わる
そんな思いで快く返事した
……………つもりだったけど
胸に何か蟠りが引っかかる
俺だってさ……………
そんな言葉を一生懸命飲み込んだ
約束の時間まで色々と遊んで
帰宅してドアを開き子供達を入れる
さあ自分も入ろうかと思ったら
彼は開いてくれていたドアを閉じた
何かと思って振り向くと
彼は言った
『今度は俺達の番だ』
店員さん
行きたい場所があると言われて連れてこられたのは
とある居酒屋
mz
ここは俺が学生時代にバイトしてた居酒屋
そしてそのバイトの後輩として入ってきた彼との出会いの場
『2人で来たかったんですよ、先輩』
なんて当時の呼び名で呼ぶ彼の顔は
どことなく嬉しそうだった
その顔に胸がちくりとしながらも
俺達はお酒を飲みながら
当時の思い出話に花を咲かせた
2時間ほど飲んでそろそろ帰るんだろう
そう思いながら彼の隣を歩く
ふと目にした裏路地に懐かしさを覚える
ここは、初めてキスした場所
そんな事まで覚えている自分がキモイと思いながらも
気に止めることなく通過してしまう彼に
ちょっとだけ寂しくなった
mz
何も言わずに歩く彼を呼び止める
どうした?と振り向く彼は
お酒の力でかどこかご陽気の様子
それはいいんだけど
mz
酔っ払って迷子になってたらまずいので
一言そう釘を刺すと
『合ってるから、着いてきて』
そう促されてしまった
mz
そう聞いても彼は
『内緒』としか言ってくれず
仕方なく俺は彼の後を追った
mz
到着した先は某有名ホテルの最上階
いわゆるスイートルームだった
窓の外には夜景が散りばめられており
テーブルにはウェルカムシャンパンまで置いてある
あまりの凄さに呆然としていると
彼は満足そうな笑みを浮かべ
『気に入ってくれた?』と聞いてきた
俺は無言で頷くと
彼は安心したのか『良かった』と呟いた
『お風呂入れてくるね』
彼はそう言いながら嬉しそうに
浴室へとその姿を消した
その瞬間、俺の目からぽたぽたと
涙が溢れ出てしまった
彼の記憶は完全に戻っている
そう確信したから
居酒屋での話も全て噛み合ったし
彼は意外とカッコつけだから
昔からデートの時はちゃんと下調べして
きちんとプランを組み
俺が喜ぶように最大限の努力をする人だから
でもこの涙は決して
嬉し涙なんかじゃなかった
昔の彼ならあの居酒屋の個室だって
人気のない通りを2人で歩いている時だって
こうして2人きりになった時だって
その手で指を絡めてくれたり
その腕で抱き締めてくれたり
その唇でキスをしてくれたのに
mz
なんで何もしてくれないの…………?
浴室から戻った彼は泣く俺を見て
慌てた様子で『どうしたの?』と駆け寄ってくれた
『嫌な事あった?』 『気に入らなかった?』
心配そうに彼は色々尋ねてきた
頭を撫でてくれることも無く
一切触れることもなく
半年振りに会えたのに
マンネリになってしまったんだろうか
それともパパとママになったら
そういう感情は無くなってしまうんだろうか
そもそも俺とそういう事するのが
飽きてしまったんだろうか
色んな考えが浮かんだけど
少なからずこのプランは俺の為に考えてくれた
それだけでも喜ぶべきだと思い
mz
mz
嘘をついた
でも彼は俺の嘘に
安堵な表情を浮かべた
mz
あれから2人でシャンパンを飲んで
別々にお風呂を済ませ
楽しまなきゃと思うのに
置き去りに出来ない感情を引き摺りながら
俺は窓の外をぼんやりと眺めていた
2つあるベッドのどっちで寝る?
そんな質問にどっちでもいいと答える
本当はどっちでもいいじゃなくて
どっちかで2人で寝たい
そんな言葉を必死に飲み込むと
ベットに座っていた彼は
隣に座れと言わんばかりに
ベッドをぽんぽんと叩いた
正直、迷った
彼の隣にいたい、ずっと
でも隣に行ったら
求めてしまう自分がいるから
mz
蚊の鳴くような声で拒むと
ベッドから立つ音がした
mz
ぎしり、とベッドに座り直した音がして
ふぅっ、と彼のため息が漏れた
涙が零れそうになるけど必死に堪える
せっかく戻ってきてくれたのに
関係を悪化させてしまう
自分の欲が憎かった
すると彼はこう聞いてきた
『ktyがいなくて寂しい?』
mz
首を横に振りながらそう聞くと
『ここに来てから寂しそうな顔してる』
彼が相当鈍感なのか
それとも俺が求めすぎてるのか
もはやもう俺の頭ではわからなくて
mz
酷い言葉を投げつけてしまった
最低だ、俺は
『ごめん』
俺の一言に彼はそう返した
それと同時に
俺は後ろから彼に抱き締められていた
mz
状況がわからず困惑していると
彼は何も言わずにぎゅっとその腕に力を込めた
『本当にごめん…………』
そのごめんの意味はわからなかったけど
半年振りの彼の腕の中は
とても暖かく、大きくて
安心感に包まれて
これだけで涙が出てしまうなんて
単細胞だと思いながらも
その腕をぎゅっと握った
お願いだから
もう離れないで
離さないで
mz
彼の話によると
今日はママ休業日
mzと言う1人の男に戻って
羽を伸ばして休んで欲しい
自由気ままに休んで欲しいから
なるべく手を出さないようにした
けれど俺の辛そうな顔が
見ていられなかったって
mz
握る手に力を込めて
彼の腕の中でぽつりと呟く
すると彼は少し驚いた様だった
mz
拒まれるのが怖かった
それでも俺はこの想いを
止められなかった
mz
mz
mz
俺は彼と向き合うように身体を回し
彼の胸に顔を埋め彼の身体を抱き締めた
mz
mz
mz
すると彼は指ですっと涙を拭いてくれた
mz
mz
したら彼は顔を近づけ耳元で囁いた
『言っただろ?』
『俺はお前を世界一愛してる』
嬉しかった
あの時の言葉は嘘じゃないって
今彼の口から直接言ってくれて
本当に嬉しかったから
抱きしめていた腕をゆっくり首に回し
じぃっと彼を見つめる
どちらかともなくゆっくり顔が近づく
半年振りに触れ合った唇は柔らかく
脳内を瞬時に溶かしてしまう程
甘く優しいキスだった
あれからお互いの欲を吐き捨てるように
何度もキスを重ねた
彼の腕の中にすっぽりと収まると
1つのベッドで2人で寝転がり
おでこに軽くちゅっとリップ音を立て
『おやすみ』
と彼が微笑みながら言うので
mz
その言葉を理解したのか
もぅ、と漏らしながら俺に覆い被さる
『シンデレラのタイムリミットは8時』
つまりは8時までに家に戻って
ママに戻らなきゃいけない
でもそんなのは今はどうでもいい
mz
二つ返事でにこりと笑った俺は
再び彼の首に手を回した
翌朝彼の声で目が覚める
まだ頭がぽやぽやする中彼におはようの挨拶をすると
そろそろ準備しろと促されたので
mz
mz
もぅ、と苦笑いを零した彼は
散らばった俺の服を拾いながら
『おはよう』
って言いながらゆっくりキスを落とした
ちゅっと音を立てて離れた唇
『これで頑張れる?』
mz
なんて、頑張れちゃうんだから
自分はとんだ単細胞生物なんだと思う
『今日からまた頼んだよ、ママ』
なんて言われて
mz
って軽く返事したけど
彼がいて、息子がいて、家族がいて
全ての事が嬉しくて
バッキバキに砕かれた腰の痛みなんて忘れる程
俺は幸せな気持ちいっぱいで
大好きなあの家に帰る
恐らく寝てる時に嵌められたんだろう指輪には
今は触れないでおこうかな
コメント
12件
atmzが幸せそうで私はとても幸せになりました🥲🥲🥲最高です!!!!
初コメ失礼しまァァァァァァす!! 「akpr」で調べたらこの作品が出てきて、今日で全部見たんですけど、一生分の涙が出たと思いますww バットエンドもハッピーエンドもどちらも良かったです!リピしまくります!!!!!!
書いてくださってありがとうございます!!! atmzやっぱり最高だなと感じましたw次の作品も楽しみです! これからも頑張ってください!