中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
中崎栄太
・
・
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
ベッドに横になると
机の引き出しが揺れ始めた。
ガタ…
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
ガタッ…
栄太
ガタガタッ…
栄太
ガタガタガタガタッ…
栄太
バンッ!
栄太
栄太
それは
ゆっくりと
引き出しから
這い出し
こちらを
見た。
栄太
栄太
栄太
・
・
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
誰かの悲鳴が聞こえた。
栄太
栄太
・
栄太
栄太
母親
そういう母親の首に
奴の触手が突き刺さっており
母親の目は虚ろで
焦点が合っていなかった。
栄太
栄太
母親
母親
母親
栄太
栄太
母親
栄太
母親
母親
栄太
栄太
母親
母親
栄太
部屋を出ていく母親。
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
そう言うと芋虫のような第三の生命体は
モゾモゾと動きながら
部屋を出て行った。
栄太
栄太
・
・
野崎
触手で捻りあげられた腕が
ミシミシと音を立てる。
野崎
野崎
筋繊維が千切れる音、
骨が折れる鈍い音がした。
野崎
千切った腕を投げ捨てる。
野崎
野崎
今度は足を捩じり上げる。
野崎
栄太
栄太
骨が軋む。
野崎
栄太
肉が千切れ、
血が噴き出した。
すでに、
地面は
野崎の血で真っ赤に染まっていた。
野崎
栄太
隠れていた栄太は飛び出し、
触手を伸ばすそれに駆け寄った。
その瞬間、
骨が折れる音が。
野崎
栄太
野崎
栄太
栄太
野崎
栄太
栄太
栄太
野崎
栄太
栄太
取り出したスマホが
目にも留まらぬ早さで
触手によって両断された。
栄太
野崎
栄太
栄太
触手が野崎の腹部に巻き付く。
栄太
栄太
栄太
しかし、
その言葉が聞こえていないかのように
芋虫は野崎を触手で締め上げる。
野崎
栄太
栄太
野崎
口から大量の血を吐く
野崎の腹部は
二の腕ほどの細さになっていた。
栄太
栄太
栄太が側に落ちていたバットを拾い、
青黒い芋虫に振り下ろした。
ぶちゅっ…
野崎
しかし、
攻撃は意味をなさず
野崎の胴体は千切れて
落ちた。
断面から血が吹き出し
野崎は"ビクビク"と痙攣し、
その目が裏返って息絶えた。
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
芋虫は細い触手を伸ばし、
野崎の足、手、胴体を掴む。
栄太
栄太
ガパッと開けた口のようなモノには
無数の歯が並んでいた。
栄太
その口の中に
野崎だったモノを押し込む。
そして、
嫌な音を立てて咀嚼し、
栄太
吐きだした。
それは赤黒くドロドロとした
粘液を纏う
ギリギリ人の形をした
なにか。
野崎?
腕が
首と脇腹から生え
足が
背中と胸から生え
頭は
腹部にあった。
野崎?
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
野崎?
野崎?
栄太
栄太
栄太
栄太
野崎?
栄太
一生懸命這い寄る野崎だが…
動くたびに手が
足が
取れて
落ちる。
栄太
野崎?
胴体だけになった野崎が
芋虫のようにのたうちながら
近づいてくる。
栄太
栄太
栄太
栄太は持っていたバットを振り下ろした。
何度も
何度も
まるでクッションを殴っているような
まったく手応えを感じないまま
それでも
野崎だったものの顔は潰れ
動かなくなった。
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
芋虫は心底楽しそうに笑い、
転がり回る。
栄太
栄太は
持っていたバットを
思い切り
振り下ろした。
何度も
何度も
何度も
栄太
触手に突き飛ばされた栄太は
吹き飛んで地面を転がる。
目は潰れ
頭は凹み
鋭い歯の幾つかは抜け落ち
まともに真っ直ぐ移動できない体をくねらせながら
それは近づいていきた。
栄太
立ち上がろうにも
目に見えて足が折れているのがわかった。
栄太
触手が腹に突き刺さる。
栄太
・
・
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
石井研究員
・
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・
栄太
目が覚めると
そこは自室のベッドの上だった。
栄太
栄太
栄太
お腹に触れても傷は無く、
ただ少し背中が痛むだけ。
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
ふと、
気になって
机の一番下の
引き出しを
開けた。
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
栄太
母親
母親
栄太
母親
栄太
栄太
母親
栄太
栄太
栄太
・
END