グツグツグツ
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
テーブルには 食紅の小瓶があった
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
母の行動に わずかな違和感を覚えた
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
七三五様を思い僕は 複雑な気持ちになった
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
どくん
まるく握られた おにぎり、それは……
“あの日”の月に よく、似ていた
七三五
七三五
七三五
爪代わりのウロコは
七三五から 自由と尊厳を奪った
七三五
絹糸のように美しい髪を 櫛でとかす
それは何物にも代えがたい
幸福なひと時だった
七三五
七三五
七三五
七三五の瞳が陰るのを
美しいと思った
七三五
雪のように白い肌
彼岸花のごとく赤き唇
きらめく瞳は月のよう
七三五
七三五
わずかに震える声
水を含んだ眼差し
何も期待しなかったと 言えば、嘘になる
七三五
七三五
七三五のしなやかな指と
硬いウロコが肌を刺す
七三五
七三五
七三五
七三五
朱に染まる頬は愛らしく
天と地のツキを しばし眺めた
宇山 珀兎(ハクト)
胸に残る感情は鮮やかに
僕の胸をしめつけた
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
そう思い立ち廊下に出ると
カサっ
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
手に取ると書かれた 単語が目に飛び込んだ
「呪い」
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
僕は拾った紙を母に見せた
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 珀兎(ハクト)
注意深く眺めると
「呪い」の前に 「お」と付いている
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
母は大きく伸びをすると
自分の部屋に戻っていった
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
トワコがハクトから 受け取った紙
そこには こう書かれている
なお、呪いの効果が見られない場合は──
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
宇山 兎和子(トワコ)
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