そのあと、自室に閉じこもって答えを探し続けた
ミカ
ライト
小鳥のヘラルドだけが、ぴちゅぴちゅ♪と無邪気にさえずっている
机においたスマホの中でライトは耳を垂らして横になっている
ミカ
ライト
ミカ
ライト
…物語の世界はいつだって、あなたの隣にあるのよ
ママが話してくれた言葉がよみがえった
ミカ
ヘラルドは1冊の本を空中にだした
ミカ
ミカ
アリスと三月うさぎ、帽子屋のお茶会の場面だ
「時間は僕が頼むことを何もやってくれないんだ!今はいつでも「6時」なんだよ」
ミカ
ライト
ライト
ミカ
ライト
次の瞬間、ミカの姿は光に包まれかき消えた
モードレッド
ミカ
どたんごろんどすんばたん。
ミカは空中から落下した
そこは真っ白い壁の教室。以前見学した大学みたいな机がたくさん並んでいた。
ミカ
ライト
モードレッド
厳しい男性の声…教壇に立ってたのは眉間に深いシワを刻んだ男性。
ミカ
モードレッド
ミカ
モードレッド
モードレッド
ミカ
授業開始
ミカ
初日からそれはそれはミカにとって前途多難を予感させた
まずこれからの授業科目をつたえられた
中級白魔術1…魔法薬学…魔法医術…飛空術…乗馬術…等々
聞いただけで難しそう
内容はプレスクールのおさらいらしい
更に講義だけではなく実技も行われた!指名された人たちはみんなやり遂げた
しかもモードレッドは何もできないミカを容赦なく指名してきたのだ!
モードレッド
モードレッド
モードレッド
モードレッド
ミカはもう一刻も早く授業が終わるようにと祈っていた
アカリ
ミカ
アカリ
ツナグ
ふいにどさりとミカの机に何冊もの使い古された本がおいてある
ツナグ
ミカ
ツナグ
アカリ
ミカ
アカリ
ミカ
アカリ
アカリ
生徒の呼び出しをいたします
今年度入学者のミカ。学園長先生がお呼びです。
ミカ
学園長室までは、廊下のアローラインをたどりなさい。以上
ミカ
アカリ
ミカ
アカリと話しながら歩いてるとまた醜い小鬼たちをこんどは数匹見つけた
小鬼
小鬼
小鬼
小鬼
混沌の獣…ジャバウォックに気をつけろ!
どうやらミカにしか聞こえてないみたい
アカリ
アカリ
言われるがままにした
ミカ
学園長
アカリ
そこは学園長室というより、どこかの豪邸みたいだった
クリーム色のソファーには素敵な花がらのクッションが!
ミカ
学園長
ツナグ
学園長
ミカ
学園長
ミカ
学園長
ミカ
なんと空中にカップとポットが浮かび次いでふっと消えた
学園長
ミカ
お茶だけでなく軽食を載せた三段重ねの金スタンドも現れていた
1段目には新鮮なハムや野菜をたっぷり挟んだサンドイッチ
2段目にはクリームとジャムを添えた黄金色の焼き立てスコーン
そして3段目にはきれいで可愛いプチデザート。
どれもこれも美味しそう!特に上段のデザート!
色とりどりのフルーツケーキ…まんまるマカロン…真っ赤ないちごのミルフィーユ
ミカ
学園長
ミカ
でもふとフォークを止めた
学園長
ミカ
ミカ
学園長
学園長
ミカ
ミカ
学園長
学園長
ミカ
学園長
学園長
ミカ
ミカ
学園長
学園長
ミカ
ミカは力なく首をふった
ミカ
ぽたと涙がテーブルに落ちた
ミカ
ミカ
ミカ
ミカ
…このままママが帰ってこなかったら
ミカ
ついに幼い子供のように泣き出してしまった
学園長
ミカ
学園長
ミカ
学園長
ミカ
学園長
ミカ
学園長
ミカ
学園長
ミカ
コメント
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続きが気になります✨