コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
自分の部屋に戻り、ベッドに横になる。
今日、部活が終わり寮に帰ると、元貴が居なかった。
いつもは真っ直ぐ寮に戻ってるはずのに、珍しい。
少し心配しつつ、リビングで元貴が帰って来るのをテレビ見ながら待つ。
そして、やっと帰ってきたかと思いきや、ニコニコと嬉しそうにスマホを見て操作していて、その姿を見ていたら心がモヤモヤした。
でも、すぐに笑顔が消え、暗い表情になり、また心配になる。
どうしたのか聞くと、おれと連絡先を交換したいとの事。
心配なんか吹き飛んで、今度は心の中でガッツポーズをして喜んだ。
おれも、ずっと元貴の連絡先を聞きたいと思っていたけど、聞けずにいたからすごく嬉しかった。
ただ、元貴に“友達”と言われて、また心がモヤモヤした。
なにも間違ってないし、元貴から友達って言われて嬉しいはずなのに…
自分の事なのに、自分の気持ちが分からない。
若井
頭がグルグルして全然寝れそうにないけど、おれは無理矢理目を閉じた。