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真緒
瑠奈
真緒
瑠奈
医師
真緒
医師
真緒
医師
医師
真緒
真緒
真緒
ガラアア(ドアの開く音)
杜和
真緒は彼女のことを知らなかったが 「お兄ちゃん」の一言で 誰かわかった。
真緒
杜和
まぁ、 急に見知らぬ人に話しかけられたら そういう反応をするであろうさ
杜和
真緒たちの 空気を読んだ如く 力無く椅子に崩れ落ちた。
信じよう。 杜樹君を
杜樹
杜樹
杜樹
杜樹
杜樹
杜樹
杜樹
思えば こんなに楽しい日々は最近になってからだった
廃人の如く ただただ老いて 死にゆくだけの人生だと思っていた。
それは突如 1人の同級生の女子に救われたのだ
真緒はこんな人間に 手を差し伸べてくれたんだ。
後悔などあろうものか
幸せだ
杜樹
杜樹
ーー
聞き慣れた声がした
杜樹
その名前を呼んだ時 遠くからかすかに光が見えた
ひたすら歩く
"光"に向かって
真緒
杜樹
届かない
光はどんどん小さくなっていく
杜樹
泣けてきた
上げて落とすとはこの事か。
まぁ、
いっか
その時、僅かながら右手に感触があった
暖かい手
もう、十分だよ
杜樹
彼が書いたあの手紙は その次の日に杜和が見つけ読んだという
真緒
真緒
彼女のはにかんだ笑顔 うっすらと杜樹の目に映っていた
杜樹
窓の外には 彼の通っていた公園と 雨に濡れた草花達が輝いていた。
杜樹はあの公園に 太陽をもたらした。
真緒、瑠奈、杜和の人生は まだまだ始まったばかりだ。
~完~