テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

あれから何時間経過したのだろうか

アラスター

はぁ、はぁ、はぁ……

私が目を離した隙に…

リクはいなくなっていた

アラスター

ッ……

…私のせいで…

今頃…。

彼は何をしているのだろうか…。

あれから1年

リク

俺はいつもの様に…“薬”を飲まされ…

”ペット“として売られている

リク

俺は…もう…。

何も感じなくなった

する事もないし…話す事もない

怒る事や…悲しむ事…楽しむ事など…。

此処には一つもない。

けど…一つだけ

何か心の底に…欲望がある

“帰りたい”………?

だっけ…

もう、忘れちゃ、った…

リク

あれから…1年が経ったのだろうか…

未だに…彼を見つけられない

アラスター

……

もう…彼に会えないのだろうか…

アラスター

…?

アラスター

こんな所に…通路なんて…ありましたっけ…

私は見たことの無い通路を発見した

アラスター

もしかしたら…ね…

私は…彼に会えると信じ…その通路を辿った

タッタッタッタ

アラスター

…ッ!

客)ザワザワ

そう…そこには…

沢山の悪魔達が売られていたのだ

アラスター

こんな所があるとは…

私はそのペットを1人ずつ見ていった

数時間後

アラスター

アラスター

数が…多すぎる…

…私は400人の悪魔達を見た

けど…まだまだ先があった

アラスター

ッ……

アラスター

……!

私の目に映ったチラシを見た

「堕天使!今なら半額!・・・」

アラスター

堕天使…?

私は彼を思った

アラスター

もしかしたらッ_

リク

……

色んな悪魔達が俺を見る

まぁ、見てもどうせ…俺を買わないんだから…

……

もし…買われたら…

俺は……

どうなっちまうんだろうな…

リク

ゲホッ……ハッァ…

いつもこの時間が来ると…色んな悪魔達がストレス発散か

知らないが…俺を殴ったり、蹴ったりする

リク

……

まぁ、痛みとかはもう、感じないから…

どうでも良いけどね

でも、こんな俺を買ってくれる人がいるなんて…

思ってもいなかった

リク

すみません

この子…

”買います“

リク

…!

え…?今…買うって…

リク

う“ッ…

俺は白衣を着た男に腕を引っ張られた

ドサ…

リク

ッ…

……

行きますよ

そう言うと…男は俺を連れて走った

タッタッタッタ

リク

は、ぁッ…はぁッ…

何時間走ったのだろうか

おっと、走り過ぎましたね

リク

後…私の姿も見せてませんでしたね

そう言うと男はフードを取った

リク

ッ…!

アラスター

…おかえりなさい

そう…俺を買った男は…

アラスターだった

リク

な、なん…で…

アラスター

言ったでしょう?

アラスター

”貴方を捨てたりしません“って

嗚呼……確かに…

言ってた、な…

リク

…ギュ…

俺は何かを堪えていたのか…

リク

ブワッ……泣

その堪えていたものが急に溢れ出て来た

リク

グスッ……ヒグッ……泣

アラスター

……

ギュッ

リク

グスッ…ヒグッ…ぅッ…泣

アラスターは俺を優しく抱いた

アラスター

良く…我慢しましたね

アラスター

でも、我慢のし過ぎは…

アラスター

駄目ですからね…

嗚呼…暖かい…

これが…人の温もり…か、

…少し…人を信用してみよう…かな…

俺 は 誰 も 信 じ な い

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,124

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚