その感情を、愛と呼ぶなら――
誰かのために自分を磨り減らす?誰かの幸せのための自己犠牲?
そんな感情を“愛”と呼ぶのなら
そんなものは俺には必要ない。理解?しようとも思わないさ
己を一番愛せるのは、いつだって自分自身なのだから。――
誰かのために、この手を伸ばすことができるなら
1人でも多く、大切な人が守れるのなら
この身がどうなったって、構わない。
私はただ、大切な人たちを守りたいだけ。――
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地獄には到底不釣り合いな、穏やかで優しい主人公。
罪人であるはずの彼女は、生前の記憶をほとんど失っていた。
ハズビンホテルで罪人たちと平和に暮らす彼女はやがて、自らが犯した罪が生んだ運命の渦に巻き込まれていく。