またきょうだいとしていっしょにいたいだけ。

※事後表現があります。※

あれから徒歩で約1時間。

我の家に着くなり、真っ先にリビングのテーブルの上で韓国が突っ伏した。

韓国が手を洗いに行くと、ちょうど日本が手を洗い終えたのか戻ってきた。

…?

なんか反応がおかしいアルね…

まぁ、気のせいアル。多分。 ………

今日は何茶にするか…

日本緑茶好きだし、緑茶がいいかも…

気配を上手く隠しているつもりなんだろうが、僅かな呼吸音と心音は隠せなかったらしい。

だからこちらから出てこいと言ったが一向に出る気がしない。

面倒臭…と思いながら、心音がする場所＿＿＿押入れの奥に入った。

あざとく我に笑いかける。…が、手元にはサバイバルナイフがあった。

台湾は今我の家には住んでいない。今居るのは我だけ。 …つまり、不法侵入。

正直今すぐ仕留めてもいいアルが…それをしたら台湾有事になりかねない…

別に今行動を起こすつもりは我にはない。国家は知らないが。

パラオって…たしか、新日国の…オセアニアにある国アルよね…

新日国二人…ということは日本関連だろうか。

いや、疑問に思ったのはそれだけじゃない。

新日国なのもそうだが…何より、パラオはいつも日本と一緒にいる。

そりゃあ、我でも分かるくらいには…

＿＿＿"日帝"だよ

あれから、長い"教育"に疲れ果ててしまったようだった。

辺りにはアメリカの血や体液が散らかっていた。

面倒ですが…まぁ片付けて起きましょうかね。一応親ですし。

さっきから着信が鳴っていて五月蝿い。恐らく家を開けろという内容でしょうが…

流石にこんなにきてしまってはイラつきますし…出向いてやるとしますか…

あくまでとぼけるフリをして、出てやると、二人ともとても険しい顔で睨んできた。

「監禁をやめろ」。

…まぁ会議中のやりとりだったので全て筒抜けでしたし、何を言われるか知ってましたが…

＿＿全く、嫌なことを言う人たちですね。

流石にそれは想定外だったのだろう。2人して酷く驚いていた。

…ここまで言っても分からないものですね。

まぁ、勘はそこまで強くなさそうですし…普通っちゃ普通ですかね。

息を飲む音。

薄々気がついていたのか、フランスに関しては顔に出ちゃってますが。

ロシアは…これどう言う感情なんですかね。

最後まで聞く意味も無かったため、最後まで何も聞かずそのままアメリカの元へ行った。