あの人の助け。

赤葦京治side

今日は試合じゃなく、合同練習をするらしい

やっぱり俺は休憩中も練習中もただ1人を目で追ってしまう

大切で、守りたい人、

゛津崎叶恋゛、、

気づいたらまた目で追っている

すると、

叶恋の後ろでナイフを振りあげようとする桜田。

言った時には、、

゛もう遅かった゛

西谷夕side

いま休憩中でトイレに行って帰ってきてる途中なんだが、

音駒のやつがソワソワしてる

そんなことより早く戻んねぇと

第2体育館って、、こっちか

今日は1日中胸騒ぎが止まらない

なにか不吉な事が起きる気がする

潔子さんとかやっちゃんの身に何かある、とか、

叶恋に何かあるとか、、

なら尚更早く行かねぇと

ドアを開けると、

叶恋の後ろに立つ桜田の姿があった

赤葦くんが何か言ってる

口より先に体が動いた。

津崎叶恋side

叶恋！！！！

京治がなにか叫んでる

後ろを向いた、

そこには返り血だろうか

血まみれの桜田と

右の脇腹にナイフが刺さって血だらけの夕が居た

ﾊﾞﾀﾝ

夕はその場に倒れた

頭が追いつかない

なんでこんなことになってるの？

なんで夕が、、、

返事はなかった

胸に耳を当てると

まだ小さく、、心臓の音があった

桜田が近くにまだ居た

やっと状況が理解出来た

桜田が私を殺そうとして

それを、夕が、、、夕が庇ったんだ、、

怒りが込み上げてきた

ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟ

怒りでその後を覚えていない

私はショックで倒れたらしい。

医務室に寝ていた。

傍には京治と潔子さんが居た

潔子さんに聞いたら、 夕は東京の病院にいるらしい

桜田は警察に行った

私に今までしてきたことも全部黒尾くんが言ったので 少年院に入れられると思う。

夕が戻るまでは宮城には帰れない。

夕が意識を取り戻し、病院が移動出来るような体制になったら 宮城に戻る。

なので夕が意識を取り戻すまで、の合宿になった

生川や森然の人たちは帰った。

東京の大きな病院に搬送されたので

東京組にお世話になるらしい

宿などはいきなりでまだ取れないし、お金もかかる

でも音駒の監督、猫又監督が 音駒の責任ということで知り合いの宿を貸してくれるらしい

夕、、

死なないで、、よ、、、