愛

紫さんは俺に何もしてこない

ただ、俺に愛を伝えてくれるだけ

愛されたことなんかない俺にとって紫さんの言葉は暖かくて泣きそうになる

少しずつ、紫さんへの恐怖が薄れてきた

そして、ずっと気持ち悪くて辛いだけだったのに

俺はあの夜のことが忘れられなくなっている

頭がふわふわして

熱くて気持ちよかった。

いいのかな

この気持ちに身を任せてしまって、 いいのかな

いいの、かもしれない

優しい紫ーくんを感じたい

愛されたい

心配そうな紫ーくん

優しくしないで

愛を知ってしまったら、戻れなくなる

ﾁｭｯ…ｸﾁｭｯﾁｭｯ…

突然、橙くんが｢またきもちくして｣って言ってきた

やっと、やっとだ...！

ずーっと我慢してきた

橙くんに嫌われるのが怖いから

本当はぐちゃぐちゃにして恐怖に歪む顔がみたい

でも、嫌われたら俺は立ち直れない

だって、大好きな人だから

前にすぐ気持ち良くなれたのは、半分 おくすりのおかげだ

前ほど躊躇わずに頷いた

もう、おくすりへの恐怖は薄れたんだね

ぽろぽろと零れる涙を拭いつつ、ゆっくりとおくすりを口に近づける

どうしても口からだと嘔吐いてしまう

ゆっくりと注射針を橙くんの細い腕に刺していく

前より少し量を減らした

今度はちゃんと名前呼んでくれるよね

にこにこと絶えず笑う橙くん

ﾁﾞｭｯ..ﾁｭｸｯﾁｭｯ...ﾁｭｯ

正直、こんなに可愛くおねだりされたら断りたくない

でも、橙くんの身体を思うとさすがに解かさない訳にはいかない

ｸﾞﾁｭｯ...

前と同じく中で指をゆっくり動かす

少し掻き回してやると直ぐに声が大きくなる

こんなにすぐに開発できるなんて思っていなかった

ｸﾞﾁｭｯ..ｸﾁｭｸﾞﾁｭｯｯ

ｸﾞﾘｯｯｯ

びくびくと震えながら達する橙くん

肩を上下させて混乱したようにぽろぽろと涙をこぼす

息が整う前に、俺のモノをあてがう

ｸﾞﾌﾟﾌﾟｯ

ﾊﾞﾁｭｯｯ

一気に入れると、また達した

ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯｯﾊﾟﾝｯ

気を失いそうになりながら必死に快感に耐えて

焦点の合わない目を必死に向けてくる姿が愛おしい

ｺﾞﾁｭｯｯ

イきそうになったところで奥まで一気に挿れると

腰を大きく反らせてびくびくと痙攣しだす橙くん

でも、白い液体は出ていない。

今にも気絶しそうなのに、初めて経験する快楽の余韻に浸る苦しげな顔

触っただけで達してしまいそうな程に敏感な身体

ｺﾞﾁｭｯ..ｺﾞﾁｭｯ.ｯｯ!!

さらに強く、奥を何度も突く

ガクッ