テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
Not妄想話 だて→←なべ 宮舘視点
今日の午後から明日までオフ 久しぶりの長い休日 宮舘は食材を買い込み キッチンでにらめっこをしていた
宮舘
今日はどんなものを作ろう 明日の朝、昼、夜… 宮舘は食べることはもちろん 作ることも好きだ 料理をしていると、それに没頭できる 大好きな幼馴染のことを 考えずに済むから
宮舘
宮舘
あまり公にはしていないが 実はスイーツにも手を出していた 最初の頃は 上手く焼き上がることが楽しくて 見境なく焼いてしまい 岩本に押し付けることもしばしば
宮舘
もう手慣れたものだ 必要なものだけを選別、準備し 必要無いものはささっと冷蔵庫にしまう 前回は市販のミルクチョコレートを使い 激甘になってしまったから 今回は業務用のお店へ出向き 甘くないチョコレートを買った
30分後
宮舘
そう生地に声をかけてオーブンへ パウンドケーキが3本もできてしまった また岩本に押し付けることになるなぁ 何かもやもやしていると 没頭しすぎて 大量生産しまうというのが 宮舘の最近の悩みである
宮舘
宮舘
渡辺
送り主は渡辺だった 意外な人物からの連絡に 宮舘は驚きを隠せない
宮舘
宮舘
渡辺
なかなか返事が返ってこない 渡辺は昔からこういうところがある 送るべきか、送らないべきか 酷く悩んでいるのだろうと 宮舘はそう解釈していた そんな時は急かさず、ひたすら待つ それが渡辺が望んでいることだと信じて
渡辺
宮舘
渡辺
宮舘は混乱した 渡辺は素直になることが滅多にない ましてや、自分になど
宮舘
渡辺
渡辺
宮舘
宮舘
宮舘
しばしの沈黙
渡辺
宮舘
渡辺
宮舘
宮舘
渡辺からこういう連絡など珍しい いつもはいわふかが〜めめこじが〜 という連絡くらいしかしないのに そういえば ピアスとリングを買った日以来 プライベートで2人では会っていない
宮舘
料理をする時は外していたが 折角なのでリングを着けることにした この2つは宮舘の 自ら課した運命への小さな抵抗だった
30分ほどして、渡辺が到着した
宮舘
渡辺
宮舘
突然渡辺が抱き着いてくる 家を出る前にシャワーをしたのだろう 風呂上がりの渡辺の香りがする 幼馴染の心情は全くわからないが とりあえず、抱きしめ返そうと決める
宮舘
宮舘
渡辺
渡辺の頭が前を向く これは肯定 宮舘と渡辺はリビングへ移動した
渡辺
宮舘
渡辺
宮舘
渡辺
渡辺はソファに座る 横にあるクッションを抱きしめ きゅっと小さくなる これは…
宮舘
宮舘は渡辺の横に腰掛ける すると渡辺は宮舘の肩に頭を預けた
渡辺
しばしの沈黙
渡辺
宮舘
渡辺
宮舘
宮舘
渡辺
少し、聞くのが早かったか?
渡辺
渡辺
宮舘
渡辺
俺に会いたかった? あの渡辺翔太が? 素直にならないことで有名な翔太が?
宮舘
宮舘
渡辺
宮舘
嬉しいに決まっている 宮舘はずっと 渡辺のことが好きなのだから
宮舘
渡辺
渡辺は顔を隠すように クッションを抱きしめてしまった それにしても、会いたかっただなんて 宮舘は嬉しくて頬が緩む そんな情けない顔を見られたくなくて 必死に手で隠した 渡辺の前では スマートな幼馴染でいたいから
渡辺
渡辺
渡辺
渡辺
なんてかわいい、俺の幼馴染 彼の我儘を全部叶えてあげたい でろでろに甘やかしてあげたい 誰にも渡したくない 俺の、人生の全て
宮舘
俺は、君との関係を壊したくないんだ きっと俺は、君にとって "最も素でいれる幼馴染"という場所 自らそれを手放すほど 俺は愚かじゃない、そう信じている 有り難い事に 俺を超える親しい人物はいない "幼馴染"という立場に胡座をかいて 俺は今日も君の隣にいる
渡辺
これは お前はどうなんだという質問 会いたいと思ってくれたことをいい事に 秘めている想いを吐露するんだ
宮舘
渡辺
どうか、狡い俺を赦して 君のことが大好きでたまらない 誰よりも君を知っている自信がある 誰よりも君を理解できる自信がある 誰よりも君を愛している自信がある 誰よりも君と堕ちていける自信がある なのに どうしても、君に伝えられない 繋がるには、俺たちは近すぎる
宮舘
渡辺
心地良い沈黙 何よりも大切な、君との時間 この静寂が、永遠に続けばいいのにと 何度願ったかわからない この世界が俺と君だけだったらと そんな絵空事など考えて 滑稽だ 何がスマートな幼馴染だ こんなにも、俺の心は醜いのに
渡辺
宮舘
渡辺
渡辺
宮舘
君が好きだと、愛していると そう吠えることができたならば 俺はどんなに楽だろうか そして君が "俺もだよ" と、そう囀ってくれたなら
宮舘
俺は、永遠に逃げ続ける 君への想いを 自分のその日まで
渡辺
これは、肯定だ
宮舘
君には、好きな人がいる そんなことはとうに知っている それが誰だって構わない 元々期待もしていない 期待するから傷付く 期待するから絶望する 期待しなければ 心は傷付かない 君が幸せなら 俺の心などどうでもいい
渡辺
宮舘
渡辺
いないつもりで答えても どうせ君にはバレている 俺が君のことを見透かすように 君も俺のことを見透かすのだから
渡辺
俺は、君のために存在する 君のために生き、君のために死のう 君の安寧が、俺の幸せなのだから 俺が必ず、君を守るよ
宮舘
渡辺
本心だ それは、君にも伝わっている筈
渡辺
…本心だった 大切だと思ってくれていて ありがとう 俺はそれだけで、十分だよ
宮舘
宮舘
宮舘
渡辺
高望みなどしない 君の"幼馴染"として生まれたことに 無限の幸せを感じる それと同時に 悲しみと、絶望を "幼馴染"という 断ち切ることのできない呪い 俺には無理だった だから君には その呪いを絶ち切って あの青い空へ羽ばたいていってほしい そう、言い聞かせる
渡辺
渡辺
宮舘
渡辺
渡辺
渡辺
宮舘
宮舘
渡辺
渡辺
渡辺
宮舘
渡辺
渡辺
渡辺
宮舘
渡辺
宮舘
渡辺
宮舘
渡辺
君が幸せなら 俺も幸せなんだよ
渡辺
宮舘
宮舘
渡辺
渡辺
宮舘
宮舘
渡辺
渡辺
渡辺
渡辺
宮舘
ピピー
宮舘
宮舘
渡辺
宮舘は立ち上がった これ以上近くにいたら 触れてしまいそうだから この気持ちに幼馴染が 気付いてしまうかもしれないから 宮舘は、逃げた
宮舘
宮舘
宮舘
渡辺
渡辺
宮舘
宮舘
渡辺
たとえ世界を敵に回しても 俺は君を守りたい たとえこの身が引き裂かれても 君への愛は砕けない
渡辺
宮舘
渡辺
渡辺
宮舘
宮舘
宮舘
宮舘は自分を騙し続ける 君が幸せなら、俺も幸せ そんなの綺麗事だ 君の隣に俺ではない人がいたら… 考えただけで 気が狂ってしまいそうになる 俺は、綺麗で崇高なんかじゃない もっと汚くて、醜くて、愚かだ できることなら 君を閉じ込めてしまいたい 俺以外見ないでほしい 俺だけを見つめてほしい でも、そんなこと言わないよ 君が、何よりも大切だから
渡辺
宮舘
ごめんね、ラウール、康二 俺は、きっと言えない
渡辺
人は生まれる場所を選べない
宮舘
咲く庭を選べない、花のように
宮舘
君の隣で、咲いて崩れよう
宮舘
それが俺の、運命だと言い聞かせて
渡辺
宮舘は、今日も自分を騙し続ける それが君を、愛するということ
コメント
3件
この作品本当に大好きでいま読み漁ってたんですけど、この会めっちゃ好きです😭切なくて涙出てきましたT^T
早くくっついてくれ!!!